auの2009年秋冬から2010年春商戦モデルのウリはデジカメだ
auの2009年秋冬から2010年春商戦モデルが発表になった。今年からNTTドコモと同じく秋冬商戦と春商戦の新製品をまとめて発表されている。auの今季の売りはデジカメだ。業界最高スペックを誇る12メガピクセルを搭載したモデルを3機種揃えているのが特徴だ。
「とにかくハイスペックな機種が欲しい」というのであれば、SH006が選択肢となる。タッチパネルを搭載した12メガカメラの「AQUOS SHOT」でデジカメに匹敵する機能を備えている。タッチパネルの画面上に撮影モードなどのメニューが表示されるので、ワンタッチで機能変更ができるのが便利。
同等の機能は10月30日に発売になったSH003でも搭載されているのだが、SH006は無線LANに対応しているのが特徴的だ。無線LANにより、大容量ファイルのダウンロードやフルブラウザでの接続に威力を発揮する。カメラもコンテンツもという欲張りユーザーに最適なのがSH006というわけだ。
「機能はそれなりで、とにかく薄いのが欲しい」というのであれ、SA001(京セラ)、T003(東芝)だ。
SA001は京セラが製造しているが、ブランド名としては久々の「三洋電機」の冠がついている。薄型のスライドとして、胸ポケットに入れても違和感のない大きさが魅力だ。
T003は、薄さ11.6mmながらも、防水でさらにワンセグに対応した製品。これまで薄型ケータイのラインナップが少なかったauではあるが、これは薄型に加えて防水性能も兼ね備えており、キッチンや風呂場でも使えるというのはかなり便利と言えそうだ。
防水でさらに機能を求めるならば「BRAVIA Phone U1」をオススメしたい。ソニーのブルーレイレコーダー「BRAVIA」と連携し、録画した番組をすぐにケータイ側にコピーして持ち運んで視聴することができる。防水で風呂でじっくり視聴するというのに使えるのが便利な点だ。
auユーザーで海外渡航が多い人ならばS002だろう。今回発表されたモデルのなかでは唯一のGSM対応機種(ほかはCDMAローミングのみ)。国際ローミングに対応する国が多いので、どこに行っても安心して使えるのが嬉しい。ただし、搭載するプラットフォームがKCP+という最新バージョンではないので、他機種で使えるサービスに一部未対応となっているのは注意したいポイントだ。
auでは価格を抑えた普及期の8メガモデルを3機種用意している(CA004、SH004、S001)。
機能だけでなく価格面でも選択肢が増えているのがauの年末から春にかけてのラインナップなのだ。
【関連記事】
- au2009春モデルの選び方
auが春商戦向け新製品を発表した。サイバーショットやウォークマンといったAVブランドや世界初となる3D液晶搭載モデルなど幅広いラインナップが魅力だ。 - auの2009年夏の新ケータイ、オススメはどれ?
KDDIは新モデル8機種を新たに発表した。すでに発表されている「iida」4機種と法人モデルを含めて全13機種。今回は特に個性を重視し、性格付けがはっきりとしている。 - auの新ブランド、iidaとは?
2009年春からKDDIが新たなプロダクトブランドとして訴求しているのが「iida」だ。外部クリエイターなどとの協力を仰ぎ、これまでになかった魅力的な端末を作ろうと企画されたシリーズなのだ。
・au 製品一覧