物納が激減している!
物納は減少している! |
物納申請件数は、1999年(平成11年)度以降減少しており、2005年(平成17年)度は 1,733件(対前年度比56.5%)の申請がなされています。
■申請
●平成15年度 4,775件(対前年度比 83.7%) 2,321億円(対前年度比69.8%)
●平成16年度 3,065件(対前年度比 64.2%) 1,288億円(対前年度比 55.5%)
●平成17年度 1,733件(対前年度比 56.5%) 817億円(対前年度比 63.4%)
※資料「平成17年度 相続税の物納申請状況等について」(国税庁発表資料)
このように物納利用比率は減少しています。理由は2つ考えられそうです。
1.売却か物納かの選択で売却の選択を採用した方が多かった
2.相続納税対策の準備がされている方が増え、現金納付が可能になった
物納処理の迅速化!
物納の処理割合が高まっています。過去には、物納申請時に1億円(相続税評価)の土地が条件の整備などで時間がかかり、5年後に国が売却した時には3千万円(時価)になっていたということがありました。国税サイドも税金の収納が遅れることは、まずいという気持ちが現れているようです。迅速化が目標になっているようです。■処理割合
●平成15年度 件数 43.2% 金額 38.7%
●平成16年度 件数 47.1% 金額 39.0%
●平成17年度 件数 50.9% 金額 41.7%
※資料「平成17年度 相続税の物納申請状況等について」(国税庁発表資料)