メンタルヘルス/詐病・心気症・思いこみによる病気

まばたきでバレる?! あなたのウソ

まばたきの本来の仕事は目を涙でうるおし、傷つかないように目を守る事ですが、その回数には意外な事に、脳内神経伝達物質の一つであるドーパミンの活動が反映されています。

中嶋 泰憲

執筆者:中嶋 泰憲

医師 / メンタルヘルスガイド

まばだきの意外な秘密は?
まばたきの回数には脳内の神経伝達物質の活動が反映されています
私達にはしばしば、うそをついてしまいがちな機会があります。

「今日は帰りが遅くなるから」
「どうして?」
「飲み会があるんだ」

自分ではうまく言ったつもりでも、無意識の内に頻繁にまばたきをしてしまって、相手に見られたら、やばいでしょう。

たかが、まばたきと侮れないのは、まばたきに意外な秘密があるからです。実は、まばたきの回数は脳内の神経伝達物質の活動を反映しています。脳内神経伝達物質は心の病気の発症に密接に関与しているのですが、今回は、まばたきの回数と脳内神経伝達物質の関係についてお話したいと思います。


まばたきの種類と役目

自分がどの位、まばたきをしているかは、なかなかわからないと思います。1分間にする、まばたきの平均は、大人の男性で20回、女性で15回程度です。1回のまばたきに要する時間は大体、0.3秒ですので、大人の男性では1分間に6秒位、つまり、起きている時間の1割位、まばたきをしている事になります。

まばたきは大きく、3種類あります。物が目に入った時の反射性のまばたき、ウインクなどの意識的にするまばたき、そして、自然に起きるまばたきです。

目が乾燥しないように涙で目の表面をうるおしたり、表面のゴミを取り除く事がまばたきの本来の仕事ですが、自発的に起きる、まばたきの回数は、脳内神経伝達物質の一つで、意欲や快楽に関係のあるドーパミンの活動が関係しています。

>> 次に、まばたきの回数とドーパミンの関係を述べます>>
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