温泉/関西の温泉

岸和田、貝塚、和泉の温泉センター 南河内の温泉

大阪府の南にある新興の温泉施設を廻った。だんじり湯、KSB弥生の里温泉、スパリフレ、牛滝温泉、貝塚温泉のレポート

執筆者:郡司 勇


だんじり湯 

岸和田で新興の温泉センター
だんじり湯外観

やや褐色、析出物あり、少塩薬味 37.2度 Na-Cl,HCO3

岸和田の街中にある日帰り温泉。エントランスの上に立派な櫓がしつらえられ、屋根裏の木組みが素晴らしい彫刻である。また外壁にはだんじりの提灯が掛け並べられ費用を掛けたことがわかる。中に入ると大きな吹き抜け空間にやはり提灯が柱の周囲に掛け並べられ祭りの雰囲気を盛り上げている。湯は総計2406mgの重曹食塩泉で37.2度である。湧出量が毎分550リットルと豊富であるが循環が残念である。透明やや褐色析出物あり、少塩薬味、無臭と観察した。ロイヤルとレギュラーのコースがありロイヤルには露天風呂とサウナが付く。中庭のような露天風呂と内湯の大浴槽が温泉であった。重曹食塩泉の個性は出ており施設の雰囲気とともに70点の採点とした。

露天風呂に入浴
褐色に濁っている





KSB弥生の里温泉

内湯は濾過され透明になっている

掛け流し 露天風呂が掛け流し、内湯は処理後温泉を循環

大きなビルの温泉施設。立派な本社ビルのような外観である。入り口に飲泉場があり源泉が流されている。温泉の周囲の石は赤褐色に染まり雰囲気が出ている。湯は総計3グラム弱の食塩泉で重曹や鉄1.4mgも含んでいる。内湯の桧風呂は除鉄濾過の源泉がオーバーフロー循環され透明であるが、露天風呂は浴槽内部で加熱循環しているが、源泉が掛け流しされ茶褐色に濁り、少塩渋味、少金気臭湯の香りありであった。ほんの1.4mgの鉄でもこのような色と味覚の個性がでるのである。内湯の処理後の源泉は味覚のみ同じで、塩味にエグ味のついたもので、色と匂いは消えてしまっている。やはり温泉はなにもしないのが一番である。

KSB温泉露天風呂
露天風呂は濁っている
褐色の湯






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