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ローストビーフをマリネ野菜と!美味しい肉料理レシピ

肉料理で牛肉をシンプルに堪能するのであれば、極上の赤身。霜降りとは違い、食べ続けられる魅力があります。赤ワイン、それとシンプルなグリーンサラダ、必須です。焼け焦げたマリネ野菜を鍋に入れて、天板の焦げ付きもこそげ取り入れ、煮詰めて混ぜるレシピもおすすめです。

執筆者:萩原 章史

欧米人は巨大な肉の塊を相手に、長々とワインを楽しみます。

ローストビーフをマリネ野菜と!美味しい肉料理レシピ

内もも芯を焼き上げた赤身ローストビーフ 素材は1kgで1万円弱

日本人にはない文化です。そもそも食文化の違いと言えばそれまでですが、実は赤身の牛肉だからだと思います。

ブラジル料理のシュラスコもそうですが、シンプルな赤身の肉は長時間食べ続けることができます。

エンドレスで肉を食らう

そんな錯覚に陥りそうになるのも、赤身のうまい肉だからだと思います。

これが極上の霜降り肉となれば、やはり、180gカット、がんばっても200gカットが精一杯です。もちろん、成長途上の若者であれば、霜降りでも良いでしょうが、35歳を超えれば、逆に霜降り肉を大量に欲すること自体、どこか身体のコントロール機能に支障をきたしていると考える方が無難です。
 
<目次>
 

極上の赤身のローストビーフ!内ももの芯

ローストビーフ
赤身好きが思わずうっとりする美しさ!
今回の赤身のローストビーフは極上の赤身。焼く前のビロードを思わせる肉肌が素晴らしいです。赤身なら何でも同じではありません。赤身は霜降りほど高価ではないので、少し奮発して極上の赤身を用意したいものです。

マグロで考えるとわかりますが、本マグロの赤身とメバチやキハダの赤身では味が違います。もちろん、好みはありますが、上質な赤身は明らかに美味です。
 

香味野菜とスパイスで一晩マリネ

ローストビーフ
マリネは適当 ただし、この時点では塩をしません
マリネしなくても美味ですが、より美味しく、特に冷めても美味しく食べるには、香味野菜とスパイスでマリネするのが良いです。ただし、塩はしません。塩をすると肉はすぐに硬くなります。特に赤身の場合、脂肪が少ないので、締まると硬くなります。香味野菜の量は、肉を覆うことが出来れば、適当でOKです。

ニンジンの皮や葱の青い部分やセロリの葉などでも良いですが、玉ねぎ・ニンジン・セロリ・にんにく・月桂樹・パセリ・黒胡椒などが適当に欲しいです。香味野菜と牛肉をボウルなどに入れ、揉みこみ感じで肉となじませ、一晩、冷蔵庫で寝かします。二晩でも良いですが、あまり長くする必要はないです。
 

赤身の肉は特に室温に戻すことが重要

霜降りは脂の為に熱伝導率が良いので、多少冷たくても火が入りますが、赤身は火がとおりにくいので、必ず室温に戻します。

季節によりますが、1kg以上であれば、3時間以上は掛かります。
 

赤身の肉は必ず、表面を焼き固めます。

ローストビーフ
先ずは周りを焼き固めます
霜降り肉は直接オーブンで焼きましたが、赤身は塩をしてから、フライパンなどで、表面を強火で短時間で焼き固めます。こうすることで肉汁を閉じ込めます。

塩は多めに振り、手ですり込みます。
 

オーブンは220度くらい、霜降り肉よりも温度は高め。

ローストビーフ
焼き上がりを直ぐに切ると肉汁がでてしまいます
天板にマリネの香味野菜を広げ、その上に肉を置いて、余熱したオーブンに入れます。20分したら、上下をひっくり返し、さらに20分焼きます。

両面合計40分で火を止め、オーブンの余熱で10分ほどじんわりと火を通します。
なお、サイズが小さい場合、片面15分くらいでも良いかもしれませんが、こればかりはオーブンの癖や肉の形状(重さだけでなく、厚さにもよります)によります。

焼きあがったら、温かい場所(なければ、オーブン開けた状態)で30分ほど寝かします。寝かさないと、血が落ち着かないので、切った時に肉汁が出すぎます。
 

ローストビーフはイタリアン的な食べ方も美味!マリネ野菜も活用!

ローストビーフ
少し寝かすと、肉汁が細胞に戻り落ち着きます
シンプルな味の赤身ローストビーフ。芥子醤油やわさび醤油も美味です。

コリアンダーと唐辛子と玉ねぎとトマトを、ライムジュースと塩コショウで味付けした辛いサルサも合います。もちろん、グレービーソースとの相性は抜群です。
 
ローストビーフ
マリネ野菜はグレービーソースをランクアップに使います
市販のグレービーソースを使う場合、焼け焦げた香味野菜を鍋に入れて、天板の焦げ付きもこそげ取り入れ、煮詰めて混ぜると、かなり本格的になります。

普通、ローストビーフは7~8ミリくらいのスライスして頂きますが、厚切り(15~20ミリ)をステーキ感覚で食べても美味です。その場合、ルッコラを添え、少量の塩と胡椒、さらにオリーブオイルをかけて食べれば、一気にイタリアンの世界に変身します。

シンプルな赤身のローストビーフはいろいろと楽しめます。

赤身は脂が少ない分、火の通し方が難しいです。何度か挑戦して、体得するに限ります。これを作れるようになれば、ホームパーティのレベルがぐんと上がること、間違いないです。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。

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