桜の名所

桜の名所

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風景を艶やかに彩る桜の名所の一覧

【秋田】角館・檜木内川の桜並木
【秋田】角館・檜木内川の桜並木。みちのく三大桜の一つとして、たくさんの花見客が集まります(2004年4月24日撮影)
日本に住む人々の心の中にすっかり溶け込んでいる桜。桜の花や桜並木が各地で織りなす多彩な風景は、訪れる人々の心を癒してくれますね。そんな桜の風景が楽しめる名所・旧跡をまとめてご紹介します。

早咲きの桜は沖縄と静岡から!

【沖縄】名護中央公園の桜
【沖縄】名護中央公園の桜とシーサー(2009年1月27日撮影)
年が明けて、最初に桜の便りが届くのは沖縄県から。1月下旬に入ると世界遺産でもある今帰仁(なきじん)城址や、本部(もとぶ)町の八重岳、名護中央公園など、沖縄本島の北部を中心に桜が咲きます。

沖縄の桜は、濃い赤色の花が特徴の寒緋桜(カンヒザクラ)が多く、目にも鮮やかな風景となって訪れた人の記憶に残りますね。毎年たくさんの人が避寒とどこよりも早い花の風景を求めて、沖縄に旅立ちます。

【静岡】下賀茂みなみの桜
【静岡】下賀茂みなみの桜は、早咲きの桜と菜の花が楽しめます(2007年2月25日撮影)
続いて早咲きの桜が楽しめるのは、意外にも静岡県なのです。温暖な気候で知られる伊豆半島南部の河津(かわづ)や下賀茂で2月始めから下旬にかけて桜の花を楽しめます。

今や早咲き桜の代名詞と言っても過言ではない“カワヅザクラ”の出身地でもある河津では、河津川の川岸に長く続く桜並木と鮮やかな黄色の菜の花が素晴らしいコラボレーションを見せてくれます。

また下賀茂では、青野川沿いに咲くカワヅザクラと菜の花の風景を「みなみの桜」としてPRしています。どちらも満開の時はたくさんの人が集まり、一足早く春を告げる風物詩の一つとして取り上げられることも多いですね。

春本番、各地で一斉に咲き出す桜

3月下旬頃から4月上旬にかけてが、平地での桜の開花のピークに。この時期になると、どこを見渡しても桜の花が咲き、桜の名所を訪ね歩く人もたくさんいらっしゃいます。

【東京】六義園のしだれ桜
【東京】六義園のしだれ桜。夜のライトアップはさらに幻想的です(2004年3月27日撮影)
まず関東地方ですが、東京23区では新宿御苑を始めとして六義園(りくぎえん)小石川後楽園、浜離宮恩賜庭園などの庭園や、上野公園、千鳥ヶ淵増上寺、隅田公園、飛鳥山公園などが桜の名所として知られています。

赤坂Sacasのように最近新しく誕生したスポットでも美しい桜があることをPRしている所もありますね。また郊外に目を向けると昭和記念公園や井の頭公園など広い空間で桜が楽しむことができます。

神奈川県では、横浜の掃部山(かもんやま)公園大岡川三渓園称名寺など、鎌倉には段葛の桜がありますし、埼玉県では熊谷桜堤や権現堂桜堤など、千葉県では佐原公園や香取神宮など、群馬県では赤城南面千本桜や妙義神社などで桜を楽しむことができますね。

甲信越地方では、山梨県にて身延山久遠寺山高神代桜(日本三大桜の一つ)、大法師(おおぼし)公園、神田(しんでん)の大糸桜、武田神社などで美しい桜を愛でることができます。桜並木と言うよりは大きな古木が注目を集めている所が多いですね。

【長野】高遠城址公園の桜
【長野】高遠城址公園のコヒガンザクラ。まさに「天下一の桜」です(2005年4月17日撮影)
長野県は、なんと言っても「天下一の桜」と称される高遠(たかとお)城址公園のコヒガンザクラ。松本城では桜と城の美しい組み合わせも楽しめます。新潟県は、湯沢中央公園や夜桜が美しい高田城址に注目が集まります。

東海地方では、静岡県で伊豆高原の桜並木や三嶋大社など、愛知県では名古屋市内の鶴舞(つるま)公園や岡崎城址、五条川など、岐阜県では根尾の淡墨桜(日本三大桜の一つ)、三重県では上野城址にて桜を見ることができます。

近畿地方では、滋賀県にて石山寺や三井寺、彦根城、百済寺などで、京都市内は清水寺、南禅寺、高台寺、知恩院、平安神宮、二条城、醍醐寺などの有名寺社や、円山公園、嵐山など各地で花が咲き乱れます。

【奈良】興福寺五重塔と桜
【奈良】興福寺五重塔と桜(2008年4月5日撮影)
奈良県では奈良公園、興福寺、薬師寺、郡山城址、長谷寺、安倍文殊院や、一目千本と言われ美しい桜が山全体を覆うことで知られる吉野山を見逃すことはできません。

和歌山県では紀三井寺や和歌山城など、大阪府では大阪城公園と大川の桜、造幣局の桜の通り抜けが知られています。また兵庫県では姫路城や夙川公園などで桜が楽しめますね。

【島根】松江城
【島根】松江城。桜の季節には、天守閣のまわりを桜が取り囲みます(2008年3月撮影)
中国地方では、岡山県の津山城址、後楽園など、島根県の松江城址にて桜が楽しめます。

また四国地方では愛媛県にて松山城址や宇和島城址など、九州地方では熊本県の一心行の大桜や熊本城址、鹿児島県の仙巌園などで桜を愛でることができます。

春本番になると、関東地方から西側では必ずどこかで桜が楽しめる訳ですね。

春の最後を飾る山あいと東北、北海道の桜

関東地方から西半分を通り抜けた桜前線は、東北・北海道に向けて北上を続けると共に、関東地方以西でも標高の高い所へ進んでいきます。

【岐阜】荘川桜
【岐阜】荘川桜。御母衣ダム建設に伴い移植された後も美しく花を咲かせます(2008年4月30日撮影)
標高の高い所に咲く桜の代表は、岐阜県より世界遺産・白川郷に近い荘川地区で春遅く4月下旬に咲く荘川桜。

御母衣(みぼろ)ダム建設により沈みゆく村にあった2本の桜が移植され、ダムが完成した現在に至っても毎年美しい花を咲かせ、遅い春の到来を告げてくれるのです。

続いて北上を続ける桜前線が4月中旬以降に到達する東北地方では、南東北からまず桜の便りが届きます。

【福島】三春の滝桜
【福島】三春の滝桜。日本三大桜の中で一番最後に花を咲かせます(2002年4月13日撮影)
福島県では三春の滝桜(日本三大桜の一つ)や夏井の千本桜、花見山公園など、宮城県からは白石川堤の一目千本桜など、山形県では、置賜(おきたま)さくら回廊と呼ばれる伊佐沢の久保桜や釜の越桜などに注目が集まります。

そして桜前線の活動の舞台は北東北へ。「みちのく三大桜」と言われる岩手県の北上展勝地(てんしょうち)、秋田県の角館(かくのだて)・檜木内川の桜並木と武家屋敷のしだれ桜青森県の弘前(ひろさき)城址の桜が咲くと、北東北にも遅い春がやってきます。

「みちのく三大桜」の他にも、岩手県には大きな石の真ん中から桜の幹が出ている盛岡の石割桜、秋田県では千秋公園や横手城址、青森県では十和田湖で桜を楽しむことができますね。

最後に北海道に渡った桜前線は、松前城址や日高・静内の二十間道路桜並木を開花させて、釧路や根室に至るのが5月過ぎ。まさに桜前線は日本列島を駆け抜けたと言えるでしょう。

秋や冬でも桜は楽しめますよ

春を代表する花でもある桜ですが、秋や冬にも桜を楽しむことができるのをご存じでしょうか。桜の種類で十月桜と呼ばれるものは秋に桜を咲かせますし、フユザクラはその名のとおり冬に桜の花が開花します。

【群馬】鬼石・桜山公園の冬桜と紅葉
【群馬】鬼石・桜山公園の冬桜と紅葉。秋や冬でも桜が楽しめる場所があります(2004年11月27日撮影)
フユザクラで知られる名所の一つが群馬県にある鬼石(おにし)の桜山公園。ここではフユザクラが11月下旬と4月の2回花を咲かせます。11月下旬に花を咲かせた時は、運が良ければ紅葉と桜を同時に見られるのです。

また京都・大原の三千院の奥にある実光院では、「不断桜」と呼ばれる桜が11月下旬頃に満開となり、紅葉と桜で庭園を彩ります。二つの季節を同時に体感できる貴重な体験を楽しんでみるのも良いでしょう。

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最終更新者:村田 博之 (更新日:2010年02月28日)

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