一人暮らし/一人暮らしの収納術

一人暮らしの収納を考える2?スペース作り(3ページ目)

『一人暮らしの収納を考える1?分類する』に引き続き、分類したモノをしまうスペースをどう使いこなすか、スペースが足りないときはどう作るかについて考えます。そのポイントは“仕切る”こと!

河野 真希

執筆者:河野 真希

一人暮らし・簡単一汁三菜レシピガイド

収納スペースを作る

布団がソファで、ソファが収納になる!?
ガイド記事『布団がソファで、ソファが収納になる!?』では、中に布団等が収納できるクッションケースを紹介しています。収納スペースが狭い部屋では、一石二鳥となるアイテムが役立ってくれます。
すでにあるクローゼットや押入などの収納スペースを有効に使っても、一人暮らしの部屋ではそれでも収納スペースが足りないときもあります。そのときは収納できるスペースを作る必要があります。 ただし、タンスや棚など大型の収納グッズを増やせば、それだけ生活空間が狭くなり、暮らしにくくなってしまうことも。まずは部屋を見まわし、生活の邪魔にならずにモノがしまえそうなスペースを見つけ、それに見合った収納グッズを用意するのがおすすめです。

● 家具・家電の上・下

冷蔵庫の上やベッドの下などが意外と見落としがちなデッドスペース。ただし、高い場所は取り出しにくいので、季節ものなど、使用頻度が低いものを置きます。また、地震で落ちてくる心配があるので、ストッパーなどをかけられないなら、重たいものは避けるがベターです。

● 隙間

洗濯機の横、冷蔵庫の横、棚と棚の間などの隙間も上手に使えば、便利な収納スペースになります。隙間収納用のワゴンや棚なども多く販売されていますが、サイズの合う箱や籠などに引き出しやキャスターをつけてもいいです。

● 壁

ガイド記事『フックを使って、壁を収納空間に変える』『狭くても使いやすいお風呂の秘密は『壁』』でも紹介しましたが、壁面に吸盤やフックを使ってモノをかけて収納する方法もあります。キッチンツールやバススポンジなど、毎日のように使うものをかけておくと便利です。ただし、扉のある棚や引き出しと違い、目につく場所なので、かけるモノの見栄えを考えて使いましょう。

使いやすい収納スペースを作るプチテクニック

● 買う前に絶対! サイズを測る

収納グッズを買うために、100円ショップに足しげく通ったことがあります。お店に行くと、サイズも用途も様々な便利そうな収納グッズがたくさんあります。見ているうちに、「あぁ、こういうものがあったら、きっと我が家の収納もすっきりするだろう」と思え、値段も手頃なので、その場で買い込んでしまったことが何度もあります。

でも、買う前にサイズを測るのは絶対。買ったのはいいけれど、結局サイズが合わず、使えなかったことが少なくありません…。いくら100円といえど、買いこめば高くつくし、何よりモッタイナイ。大きな買い物であれば、なおさらです。

● あると便利! 箱と瓶は取っておく

瓶
見た目にもオシャレだったり、シンプルなデザインの箱や瓶は取っておくと収納に使えます。ごちゃついたものを移しかえるだけで、すっきり見えることもありますよ。
引き出しや棚を仕切って使うためには何かしらの道具は必要です。収納グッズを探すと、その種類や用途は多彩で、便利そうなネーミングにつられて買いたくなってしまいますが、まずは手持ちのもので対応できないか考えてみましょう。

私は収納を整理するために、手頃なサイズの箱や瓶は捨てないで取っておくようにしました。箱に取っ手をつけて引き出しのようにして棚に入れたり、袋のままではしまいにくい調味料を瓶に移したりすることができます。

もちろん、なんでもかんでも取っておきすぎると邪魔になるので、一定期間使わなければ、処分するようにしましょう。

● 奥の手! それでもスペースが足りないなら

いろいろと工夫をしたけれど、それでも部屋が狭くて収納が足りないときは、部屋の外に収納スペースを用意するという方法もあります。

例えば、トランクルーム。季節のものを預け、必要なときに入れ替えることができます。地域や広さにもよりますが、月数千円から利用することができます。また、衣類であれば、クリーニング店で長期保管できるところもあります。

また、最後の最後の手段として、ご実家に預かってもらうというのも。遠く離れて住んでいるときは難しいかもしれませんが、もしご実家のスペースに余裕がありそうなら、頼んでみては。



『一人暮らしの収納を考える』シリーズを書き始めてから、自分がいかに片づけ下手なのかを改めて思い知らされています。収納好きの人にとっては、“仕切る”ことなんて当たり前のことかもしれませんが、それさえ、わかっていませんでした。

一人暮らしの部屋でも広さや収納の形は違いますが、“仕切る”は収納の重要なポイントだと思います。使いにくい収納に思い当たる点があれば、ぜひ試してみてくださいね。

次回以降の記事では、モノのしまい方について考えていきます。どうぞお楽しみに。

== 関連サイト ==
All About[一人暮らしの楽しみ方]収納ノウハウ
狭い一人暮らしの部屋だからこそ、収納の技術が物を言う。収納上手な人のサイトを参考に、部屋をすっきり片づけましょう
All About[収納]押入を攻略!ガッツリからスッキリ収納へ
いっぱいしまえるのに使い勝手が悪い。あれば嬉しいけれど使いにくくて困る。押入の弱点を知り、上手に使いこなすコツを学びましょう。
All About[収納]限度のあるクローゼットを活用する収納術
油断すると出しっぱなしになりがちなのがワードローブ収納の特徴。日々着たり脱いだりするから、早めに散らかりを解消したいものです。スペースは活用次第、道具は使い方次第でグンと使いやすい収納に一変します。
All About[収納]壁面を収納に変える有孔ボード
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冬しか使わないスノボやスキーの道具、夏しか使わないレジャー用品、捨てることはできないけどちょっと邪魔な思い出の品…。収納が狭くて困っているなら、まとめてトランクルームに預けましょう。



【編集部おすすめの購入サイト】
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