寺・神社/宿坊に泊まる

韓国のお寺で、東洋の奥義「禅武道」を習う(2ページ目)

韓国には、たくさんの泊まれるお寺があり、独特の文化を体験することもできます。今回は、骨窟寺という山の上の静かなお寺に泊まり、禅武道という美しく力強い武道を習ってきました。

吉田 さらさ

執筆者:吉田 さらさ

寺・神社ガイド


泊まるのは、
やっぱりオンドル部屋です

こちらのお部屋に5人で泊まります。オンドルが暖かくて好き
今回の韓国寺旅は、わたしにとっては2度目。前回、2007年9月の旅でも、世界遺産海印寺と浮石寺にも泊まった経験があるので、すでにテンプルスティの中級者。その三つの寺の中では、こちらの宿泊施設が、一番快適に思えました。つくりはどこもほとんど一緒。オンドルのある床と布団だけの、実にシンプルなものです。トイレや体を洗う場所は外に出たところにありますが、そういうのも、慣れてしまえば、わたしは問題なしでした。

泊まる建物。女性は2階、男性は1階に別れます
こちらは、長期滞在者が多くてお手伝いの人手も多いせいか、掃除が行き届き、清潔感があります。部屋は男女で分かれていて、この十畳ほどのところに、われわれご一同の女性組、5名が泊まりました。

敷き布団がぺっちゃんこで眠れないという人もいましたが、わたしはオンドルが大好きなせいか、例によって爆睡。どこでも寝られるってのは、何でも食べられることと並ぶ、海外旅行における大きな強みですね。しかし、わたしのいびきがすごくて眠れなかったという人も……。

お茶を飲みながらお話

左端がお寺の方、その右が三進トラベルサービスの田中さん、次がガイドの金さん
こちらでは、お寺の方が、お茶に招待してくださいます。この写真では、禅武道の達人で、韓国の伝統舞踊の踊り手でもある女性が、いろいろと面白いお話をしてくださいました。その後、ご住職のお話も聞きました。日本の宿坊では、ご住職はお忙しく、宿泊者と一緒にお茶を飲んでくださることはあまりありません。韓国語と片言英語なので通じにくいけれど、こうしてお寺の方々と触れ合えるのは嬉しいことです。

食事もやっぱり、他の寺とよく似ている

これは骨窟寺のものではないが、だいたいどこのお寺でも、食事はこんな感じ
日本の宿坊でもそうですが、食事中は、食べることに集中し、おしゃべりをしないことが決まりです。なので、なかなか、写真を撮るのは難しい。今回も写真は撮れませんでしたので、前回の、海印寺の記事と同じく、浮石寺でいただいた料理の写真を載せます。基本的によく似ており、ご飯に、ナムルなどを混ぜて食べ、キムチとなんらかのスープがあります。こちらは、食事も、前回泊まった二つの寺より食べやすかったです。

キムチで食器を洗うのだ

食事風景の写真がないので、代わりに、骨窟寺のアイドル犬の写真を載せときます
夜の食事は、ビュッフェ式の一皿盛りでしたが、翌朝の食事は、お寺での正式な食事マナーにのっとった形式でした。ご飯用、おかず用の器が別々にあり、すべて残さず食べねばなりません。食べ終えたら、一枚残しておいたキムチを使ってすべての食器の汚れを落とし、それを洗うための水も、すべて飲んでしまうのです。これは、自分が使ったものは自分できれいにしようという心のあらわれです。

日本の禅宗のお寺でも、これと同じように、タクワンを一枚残し、それを使って食器の汚れを落とし、お茶で洗って、最後にそのお茶も飲んでしまうというお作法があります。一つだけ違うのは、タクワンはそのまま使えるが、キムチには赤い唐辛子ペーストがくっついているので、事前にお湯で洗っておくことです。それをしておかないと、いくらキムチでぬぐっても、食器はきれいになりませんからね。なるほど、なるほど。

念のため付け加えておくと、これはあくまでお作法です。キムチでぬぐった食器をそのまま翌日使うのではなく、あとでちゃんと洗ってくださいますので、ご心配なく。ただ、洗う人が楽なように、できるだけ自分で汚れを落としておくことと、きちんと手順にのっとって行うことが基本のようです。

次のページは他のお寺とは大きく違う、骨窟寺の朝夕のお勤めについてです
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