梅雨時こそ京都。庭園が美しく輝いています

京都の庭園は
梅雨時もきれい

実光院の水辺の植物。この写真を撮った前日が大雨だったせいか、たっぷり水を吸って花が生き生きしています

もうすぐ日本中が梅雨に入ります。旅には適さない季節とお思いでしょうが、京都は、暑くなりすぎる前の6月中に行くことをお勧めします。よほどの大雨を除き、お寺は、案外雨の日の風情もいいからです。そして何よりも人が少ないのがいいですね。

とりわけお勧めしたいのは庭園巡りです。京都の庭園は、桜やもみじの季節に爆発的に混み合いますが、実は、若葉のころも、とってもきれいなのです。この季節は、天気がよいと明るすぎて、かえって雰囲気がそがれることがありますが、多少の雨があると、植物たちが生き生きと輝くように見えます。また、雨あがりの光も素晴らしいので、1日にたくさんの庭園を巡るのではなく、気に入ったお寺の庭園でゆっくり過ごすのがいいと思います。

水とそれを巡る繊細なしつらえが日本庭園の魅力です

京都には、お勧めの庭園がいくつもありますが、今回はその中から、大原の二つの庭園寺にご案内します。大原は山なので、町なかの寺とはまた違った植物もあり、季節ごとに何度も訪れたいところ。お抹茶とお菓子を楽しみながら庭園を愛でるのが、大人の京都の楽しみ方です。

ＩＮＤＥＸ　
●額縁庭園として名高い宝泉院.
●可憐な山野草を愛でる実光院

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