高校受験/高校受験の志望校の選び方

学校説明会へ行こう

毎年定期的に行われる学校説明会や、夏休みなどに受験生を対象に行われる体験入学やオープンキャンパス。時間がある夏休みだからこそ、いろいろ調べてみよう!

伊藤 敏雄

執筆者:伊藤 敏雄

学習・受験ガイド

学校説明会(体験入学)7つのポイント

高校の学校説明会(体験入学)は、毎年7月から11月ころに行われる傾向にあります。普段、知ることができない情報や、行ってみないとわからないことがたくさんなので、受験する予定の高校の説明会にぜひ参加してみましょう。

そこで今回は、学校説明会で使える「チェックしたいポイント7」をご紹介します。

チェック チェック項目 ポイント:どのような点をチェックしたらよいか
立地条件 高校までの通学時間、電車やバスの時刻表、周辺の様子(繁華街の有無、騒音、自然環境など)。余裕があったら周辺散策も。
在校生の様子 在校生の様子、活発さ、あいさつの有無、持ち物、服装など。
校風(教育目標) どのような生徒の育成を目指しているのか。面倒見が良いのか、主体性に任せているのか。校則は厳しいのか。学力だけでなく、生活指導も充実しているかどうか。
施設 校舎や体育館やグラウンドなどの一般教育施設。またそれ以外に、武道館、コンピュータ室、部室、文化施設などが充実しているか。
授業時間と内容 日々の課題や予習の量と内容。始業時間や終業時間、また授業時間や時間割(学校によっては50分授業でない場合があるので注意)。補習や土曜日の授業の有無。国公立大コース、私大コース、理系・文系などのコースなどの授業やコース選択。
部活動や行事 入りたい部活があるかどうか。また、文化(学校)祭、修学旅行(国内か海外か)、鑑賞会、英検や漢検などの各種検定、交換留学生制度の有無、奨学生制度の有無など。
卒業生の進路 大学や専門学校の合格者数などの進学実績、主な就職先、著名な卒業生など。パンフレットには書いてない情報が手に入ったり、当日、資料をもらえることも。


子どもに合っているかどうか、要チェック!

進学校の課題の量は中学校の比じゃない
進学校は、課題の量が中学校時代とは比にならないほど膨大
立地条件では、特に重要なのが交通の便。毎日通学することを考えたら、電車やバスの時刻表、乗り継ぎの便の良し悪しは細かくチェックしておきたいですね。また、学校の周りの様子も重要。近くに高速道路があったりすると、騒音や排気ガスなどの問題が……。学校周辺を散策してみるのも良いですね。

校風では、俗に言う「厳しい学校」なのか「のびのびした学校」なのか、見極めたいところ。大切なことは子どものタイプにあっているかどうか。人から言われなくても自分で計画を立てて勉強できる子ならば、のびのび系の学校がオススメ。逆に、自分で計画を立てて勉強できない子は、きちっと面倒を見てくれる学校をオススメします。

授業内容や時間割も重要。高校によっては日々の課題をバンバン出す学校も。特に進学校は、課題の量が中学校時代とは比にならないほど膨大。実は高校生の悩みの大半が、課題の多さや授業の進度についていけないこと。毎日どの程度の課題が出るのか、学校関係者に直接尋ねてみましょう。

部活動や行事などもチェックしておきたいですね。部活動に力を入れているか、興味のある部活動があるか、設備は充実しているかなど。また学校行事では、文化祭の様子や修学旅行先(国内か海外か)なども。高校によっては、英検や漢検に力を入れているところも。

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