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世界初の液晶タッチリモコンの使い勝手は?(3ページ目)

三菱初のブルーレイレコーダー「DVR-BZ100」のレビューです。世界初のタッチパネル液晶リモコンの使い勝手、学習型自動予約録画、AVCRECなどの新機能を中心にご紹介します。

一条 真人

執筆者:一条 真人

デジタルガイド

■AVCREC機能
予約時には必要に応じて、AVCRECモードで録画するように指定することができます。用意されているAVCRECモードはAF、AN、AEの3つです。パナソニックのAVCREC同様、変換後の解像度は1920×1080のフルHDになります。

画質の傾向としてはビットレートの高いAFはさすがに高画質ですが、ビットレートが地デジと大差ないため、容量を節約するというメリットが薄くなります。もっとも使いやすいのは地デジを約半分の容量で録画できるANモードでしょう。動きのある映像でも、あまり問題がでません。AEは長時間録画が可能ですが、動きのある映像ではきつくなりますが、ニュースやトーク番組などにはいいでしょう。

このAVCRECはDVDへのダビングにも対応しており、メディアとしてはDVD-R/DL/RWに対応しますが、現時点ではDVD-RWは使えず、ファームアップで対応する予定になっています。

モード名ビットレートHDDへの記録可能時間ブルーレイ記録可能時間DVD記録可能時間
AF12.9Mbps約40時間約4時間約42分
AN8.6Mbps約62時間約6時間約1時間5分
AE5.7Mbps約93時間約9時間約1時間40分
AVCRECでの記録可能時間。DVD、BDメディアは1層の場合。

「DVR-BZ200」予約画面。予約時にAVCRECのモードを選択できる。

「DVR-BZ200」未フォーマットディスクをセットすると、自動的にフォーマット画面が表示される。AVCREC形式で記録するには、AVCREC形式でフォーマットする必要がある。

■「おすすめ自動録画」機能
このレコーダーから搭載された新機能の1つが「おすすめ自動録画」機能です。この機能はユーザーの予約、再生状況を学習し、おすすめな番組を自動的に録画してくれます。この機能の設定には、「安心型」と「発掘型」があり、安心型では学習したものにごく近いものを、発掘型ではユーザーが新しい発見ができるようなものが予約されます。なお、「安心型+発掘型」を指定することもできます。

また、1日の録画で自動予約する番組数を1、2、4番組のなかから選択できるのであまりに多くの番組が自動予約されてしまうことがありません。また録画モードも設定できるので、AEのように容量を食わないモードに設定しておけば、多くの番組を自動予約してしまっても安心です。

実際に「安心+発掘」で試してみると、自分が予約したことのある番組のなかで連続ドラマとか毎週やっているレギュラー番組などを自動的に「安心型」として自動予約してくれるようです。これに対して、発掘型ではまったく見たことがない番組が予約されるので、確かに発掘型の動作と言えます。なお、おすすめ自動録画が予約録画したタイトルでは、再生リストで、「発掘」、「安心」のアイコンがついて表示されます。

また、安心は1日程度、使っているだけで予約されるのに対して、発掘で予約されるには数日かかりました。これはユーザーの嗜好傾向を把握するのにはある程度のサンプルをとる必要があるということなのではないかと思います。

おすすめ自動録画を使うとHDD容量をより多く消費してしまいますが、HDDの空き容量が10%を切った場合、古いおすすめ自動録画タイトルから自動的に削除することで、容量不足で自動録画できないことを防いでくれます。
「DVR-BZ200」おまかせ自動録画ではユーザーの目的にあった設定が可能。

「DVR-BZ200」おまかせ自動録画されたタイトルは再生リストで見ると、「安心」、「発掘」のアイコンが表示される。

次ページでは再生環境、編集環境の話をします。
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