資格・検定/資格アーカイブ

半日で資格取得、めざせ箸美人!(2ページ目)

受験や就活でも注目の箸。その箸について学ぶ「箸検定」が登場。初級レベルは半日で資格取得も可能。この箸検定を立ち上げた小倉朋子さんを取材。箸を極めれば食の世界へ一歩を踏み出すきっかけにもなりそうです。

執筆者:All About 編集部

箸検定を作って、という声に応えて

箸検定
世界で唯一の箸検定が登場
ガイド:まず小倉さんが箸検定を立ち上げられたきっかけについて教えていただけますか?

小倉さん:かねてから成人で正しく使える人は少ないと思っていました。私の実感では20%に満たないのではないでしょうか。そこで私は食の仕事を通し、箸の持ち方や箸にまつわる文化や知識について、長年に亘りその大切さをお伝えしてきました。

それが講演や研修、セミナーや講座といった依頼を受けるようになり、また箸検定を立ち上げて欲しい、といったご要望もいただくようになりました。なかなかご要望にお応えできないままでしたが、ここ最近の食生活について、非常に強い危機感を覚え、箸検定を立ち上げました。この検定をきっかけに、食生活の見直し、心にゆとりを持って暮らせる社会になって欲しいと思っています。

箸を通して、和の良き心を伝えたい

ガイド:箸の持ち方を正しくすることで、心にゆとりがでる、というのはどういうことでしょうか?

小倉さん:箸の持ち方を正しくするには、幼いときでしたら食事のたびに指導する人と時間が必要です。成人の場合は、すでに習慣化しており、直すには時間と指摘する人が必要です。個食、ファーストフードといった食生活では自然には不可能です。

また箸を、なぜ日本人は箸を一番簡単な「さす」という方法ではなく、はさむのか?食物を大切にいただき命をつなげる意味があるからです。そうした箸について学ぶことで、日本の良き文化を感じることができます。

箸を通して、日本人が個食、ファーストフードといった食生活によって失ってきた日本の良き心、感謝の心といった和心をお伝えし、心にゆとりを持った生活に立ち返ってもらいたいと思います。それをできるのが箸美人だと思っています。

箸美人が、日本を救う?!

ガイド:不況の今、外食の機会も減り家での食事を見直すチャンスですね。

小倉さん:生活の中で食事はなくては生きていかれません。命につながる大切な食事の時間を心豊かに過ごせるよう、和心の伝道師である箸美人が増えることを期待しています。

ガイド:箸美人が閉塞感漂う日本を救うことになるかもしれませんね。

未経験から食の世界に転身。そして150もの資格を持つ小倉さんご自身について伺います。
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