韓国語/検定試験・スピーチ大会

韓国語能力試験・TOPIKの概要と勉強法(2ページ目)

韓国語関連の検定試験の中でも認知度1、2を争う「韓国語能力試験」、またの名を「TOPIK」(トピック)。どんな試験が行われるのか、級別の難易度、受験にあたっての注意点、お薦めの対策本などを紹介します。「受けようと思うけれども不安」、「問題が全部韓国語というから難しそう」……、そんな先入観を捨て、TOPIKとはどんな試験なのか一緒に見てみましょう!を一緒に見てみましょう!

幡野 泉

執筆者:幡野 泉

韓国語ガイド

TOPIKのレベル別認定基準

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目標とする級を定め、チャレンジ!


TOPIKは、日本の文部科学省にあたる韓国政府の教育部が認定している試験なので、韓国企業などにも実力を認めてもらいやすいでしょう。韓国語でのキャリアアップを図りたい方は、4級以上を目指してみてはいかがでしょうか。試験級別の認定基準と合格基準は、以下のようになっています。
 
  • ■TOPIK1
【1級】
・自己紹介、買い物、飲食店での注文など生活に必要な基礎的な言語を駆使でき、身近な話題の内容を理解、表現できる。
・約800語程度の基礎的な語彙と基本文法を理解でき、簡単な文章を作れる。
・簡単な生活文や実用文を理解し、構成できる。

【2級】
・電話やお願い程度の日常生活に必要な言語や、郵便局、銀行などの公共機関での会話ができる。
・約1,500~2,000語程度の語彙を用いた文章を理解でき、使用できる。
・公式的な状況か非公式的な状況かの言語を区分し、使用できる。
 
  • ■TOPIK2
【3級】
・日常生活を問題なく過ごせ、様々な公共施設の利用や社会的関係を維持するための言語使用ができる。
・文章語と口語の基本的な特性を区分し理解、使用できる。

【4級】
・公共施設の利用や社会的関係の維持に必要な言語機能を遂行することができ、一般的な業務に必要な機能を実行できる。
・ニュースや新聞をある程度理解でき、一般業務に必要な言語が使用可能。
・よく使われる慣用句や代表的な韓国文化に対する理解をもとに社会・文化的な内容の文章を理解でき、使用できる。

【5級】
・専門分野においての研究や業務に必要な言語をある程度理解と使用ができ、政治・経済・社会・文化などの全般に渡った身近なテーマについて理解し、使用できる。
・公式的、非公式的且つ口語、文語的な脈絡に関する言語を適切に区分し、使用できる。

【6級】
・専門分野における研究や業務遂行に必要な言語機能を比較的正確に、流暢に使用でき、政治・経済・社会・文化などの全般的なテーマにおいて身近でないテーマに対しても不便なく使用できる。
・ネイティブ程度までではないが、自己表現を問題なく話すことができる。

以上、級別の認定基準/韓国語能力試験より

どんな問題なのか見てみたいという方に、次は過去問題の入手方法についてお伝えします。
 
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