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30歳で家を買う方法(4) 新築か中古か?(3ページ目)

住宅購買層『第二次ベビーブーム世代』向け「家を買う」 多面的How to第4弾。今回は、家探しの際に一度は悩む「新築か中古か?」問題にスポットを当てました。損をしない選択って…?!

藤原 千秋

執筆者:藤原 千秋

家事・掃除・子育てガイド

ポイントは『時間』の余裕

シリーズ(1)では「住みたいエリア」を確定し、(2)で「マンションに住むか一戸建てか」を、(3)で「お金の問題」を考えてきました。ここで悩める(4)「新築か中古か?」なのですが、ポイントになってくるのは私たち自身がどれくらいの・どのような『時間的余裕』を持っているか否か、だと言えます。

実はさきに挙げたそれぞれのメリット・デメリットは、御覧の通りある意味「どっちもどっち」な内容です。誰が買うか、どう住まうか(生活するか)によって得にも損にもなりうる。
「30歳で家を買う」、ことから検討してみると、それぞれのメリットとデメリットをすり合わせて、自分の状況やライフスタイルを振り返ってみる必要が生じてきます。

「会社に近い都心で、ひとり気ままに暮らす」場合と、「できるだけ会社に近いエリアでだが、子育てしていくことを前提に暮らす」場合とでは、10年後の将来のヴィジョンも異なります。つまり「時間の余裕」の『時間』は、『いま』どれくらい住まい探し・住まいづくりに割ける時間があるのかという側面と、『将来』どれくらいその住まいに住むのか(住めるのか)という側面との2面があるのです。

『いま』比較的時間の余裕があり、家探しに急がず、じっくり検討できる状況である場合、「新築一戸建て(建売以外)」「中古一戸建て・マンションでリフォーム前提」という選択が可能です。しかし同時に『将来』長く住まうことを想定している場合には、「中古マンション」はやや不安かも知れません。

また『いま』できるだけ早急に家探しをして決定まで行きたい場合、既に竣工されている「新築マンション」や「新築一戸建て(建売)」などはスグ住めるという点で便利かつ無難な選択と言えるでしょう。こだわりさえなければすぐ住める「中古マンション(一戸建て)」も守備範囲になりますよね。この場合も将来的に長く住まいたいか、否かによって選択に変化が生じてくるでしょう。




まだ「30歳」、先はとても長いのです。家探しを近視眼的にしてしまうのは、たいへん危なっかしいことだと言えるのです。

目先の「お得感」や「損しているような気持ち」に惑わされないように、と言ってもそれはなかなか難しいことではあります。

しかし一番「損をしない」選択というのは、その住まいが「無駄にならない」ということではないかと思うのです。
『いま』の生活の“必要”に合致し、なるたけ長いスパンで考えてもなおその“必要”に沿うことができる住まい。

自分の生活に合った(無駄の無い)住まいであれば、仮に冒頭で訊かれたようなことを他人に言われても、動じることもないのではないでしょうか?

「でもウチお買い得物件だったわよ!」と満面の笑みで答えられる、『心』の余裕も、ついでに買える住まいを見つけたいものですね!



次回は「21世紀の子ども部屋を考える」です。お楽しみに!

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