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木造住宅・木の家/木を活かした空間づくり

循環型社会を実現した、自然と共生する複合施設『KURKKU FIELDS(クルックフィールズ)』

2019年にオープンした自然との共生体験ができる複合施設「KURKKU FIELDS(クルックフィールズ)」(千葉県木更津市)。最近も宿泊施設cocoonや地中図書館が新たに完成し、あらためて注目を集めています。今回は施設の魅力や建築物の見どころ、住友林業との関わりについて紹介します。

提供:住友林業
坂牧 俊哉

執筆者:坂牧 俊哉

木造住宅・木の家ガイド

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住友林業

サステナブルファーム&パーク「KURKKU FIELDS」とは?

都心からほど近い千葉県木更津市にある「KURKKU FIELDS」は、豊かな自然の中で、持続可能な社会の形を農業・食・アートの視点で発信しているオーガニックファームです。

約9万坪(30ha)の広大な敷地には「食べる(EAT)」「アート(ART)」「農業(FARM)」「サステナビリティ(SUSTAINABILITY)」「遊ぶ&学ぶ&体験(EXPERIENCE)」「泊まる(STAY)」の6カテゴリーの施設が点在。自然の中でのさまざまな体験を通じて、楽しみながら循環型社会を学び、持続可能な未来の形を体感することができます。
 
住友林業

 

「私は開発当初からKURKKU FIELDSに携わっており、プライベートでも家族で何度が訪れています。収穫体験やエコツアーなど自然を体験できるイベントはとても楽しいですし、ここにいるだけで生きることの心地よさや喜びが感じられる場所だと思います」と語るのは、住友林業 建築事業部 建築部の出口 俊(デグチ シュン)さん(以下コメントはすべて出口さん)。

最近では、家族連れなどの一般利用のほかに、校外学習で環境教育の場として活用されたり、SDGs関連団体の視察先として選ばれたりしています。
 

住友林業とKURKKU FIELDSの関わり

住友林業

 

KURKKU FIELDSの総合プロデュースを行っているのは音楽家の小林武史氏です。小林氏は、環境に配慮したプロジェクトへの融資や、東日本大震災の復興支援活動などを展開する非営利団体 「ap bank」の代表理事でもあります。

「小林さんと弊社の最初の出会いは、東日本大震災の復興支援活動でした。その後、木更津の広大な土地にサステナブルフィールドをつくるプロジェクトがあるとお声がけ頂き、小林さんと建築家の藤原徹平さんと一緒に、草がぼうぼうと生い茂る現地を視察しました」

住友林業は、新たなプロジェクト・KURKKU FIELDSの、地域に根ざした施設運営や持続可能な社会への想いに賛同。フィールド内の建物の施工を担当することになりました。

「マスタープランやランドスケープデザインの検討中に印象的だったのが、小林さんが『ここは建物が主役ではなく、あくまでも人と⾃然が主役の場にしたい』と話されていたことです。⼈と⾃然が主役となると、建築物に求められる機能価値は一般の公共建築物とは異なります。

通常、建物の施工を担当する会社は、設計図書通りに施工するが主です。しかしKURKKU FIELDSでは、一緒に想いを形にするメンバーとして、コンセプトワークや建物の設計段階でも、当社の持つ木造建築の知見や施工技術などのノウハウを活かせるお話をさせて頂きました」
 

自然と人に寄り添う、木質感あふれる施設

住友林業は現在までに6つの施設を施工しています。まずは2019年10月のオープンにあわせて建てられた「ダイニング・ベーカリー」「シフォンケーキ製造・販売店舗」「シャルキュトリー」「センターハウス」それぞれの建物の概要と見どころを紹介しましょう。

■DINING(ダイニング)・BAKERY(ベーカリー)
住友林業

 

ダイニングでは、園内で育てられている有機野菜やハーブ、酪農場で作られたチーズ、平飼いで育てられた鶏の卵など、新鮮な食材をふんだんに使ったメニューが提供されています。併設されたベーカリーは、園内で採れた小麦をゆっくりと臼で挽いた、小麦本来の豊かな香りのパンを味わえます。
住友林業

 

「この建物のいちばんの特徴はアール形状の大窓です。小林さんも特にこだわられたデザインです。

アール形状の窓周りの外壁には、コールテン鋼という、緻密な錆を出すことで内部が腐食されない鋼鈑が使われています。また、コールテン鋼の錆は美しい茶褐色に変化するため、経年変化する木や石と相性が良い素材でもあります。

屋内は木質感が溢れる空間です。ダイニングの床には、解体した建物の古材を利用したフローリングを採用しています」
住友林業

 

■CHIFFON(シフォン)
住友林業

 

場内で平飼いされたストレスフリーな鶏の卵と、放牧して育てられているブラウンスイス牛のミルクを使用して、シフォンケーキやプリンなどのスイーツを製造販売している建物です。

「製造所が⼤きく波打った形状の⼤屋根がある建物で、円筒形の建物は販売所となっています。どちらも木造なのですが、美しい曲線を出すために非常に細かな施工精度が求められました。

内外装の壁は、左官職⼈の久住有生さんが手掛けています。塗り材は場内で採った土を混ぜた自然素材で、味わい深いテクスチャーがあります。特に販売所の方は、仕上げ方も相まって、柔らかな中にシャープな緊張感がある空間になっています」
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■CHARCUTERIE(シャルキュトリー)
住友林業

 

狩猟免許持つシェフが近隣の⼭で害獣となっている⿅や猪を捕獲し、木更津市と共同運営する食肉処理場で解体処理を行い、ここでは農場で採れた野菜やハーブと一緒にソーセージやハムなどを製造加工し、販売しています。

「この平屋の建物は、軒の出が深いことが特徴です。屋根と深い軒を支える構造に使われた現しの⽊が、モダンでシャープなデザインの建物にナチュラルな印象を与えています。そして、この建物の外壁にもコールテン鋼が使われています」
住友林業

 


■CENTER HOUSE(センターハウス)
住友林業

 

センターハウスは、トレーラーハウス型の宿泊施設があるタイニーハウスビレッジに隣接しています。建物内にはシャワーやトイレ、BARカウンターのあるリビングなどがあり、トレーラーハウスの快適な宿泊をサポートする施設になっています。

「センターハウスは内外装にふんだんに木が使われています。牛舎の廃材などの古材を用いたことで、ヴィンテージ家具が似合うようなぬくもりあふれる空間になっています」
住友林業

 

次のページでは、新しくオープンした「宿泊施設cocoon」「地中図書館」を紹介します>>

<関連リンク>
「KURKKU FIELDS」公式WEBサイト 
木化実例「木から発想する循環型社会の未来へ。」
 
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