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奈良先端科学技術大学院大学(2ページ目)

「大学知的財産本部整備事業」事業評価で全国の有名国公立大学を押さえて1位評価された奈良先端科学技術大学院大学。学部を持たない大学院大学としていったいどのような大学か、詳しく解説したい。

吉田 敦彦

執筆者:吉田 敦彦

学習・受験ガイド

個人あたりの高い研究費と外部からの収入

日本の大学は欧米の大学に比べて、大学の受験料や在籍学生の授業料に依存する割合が高いと言われている。以前教えた学生から聞いた話だが、トップレベルの国立大理工系学部でも研究備品や薬品を買うお金が足りなく、教授が自前で出している場合も多いと言う。そのため私立大学の場合、受験料収入を上げるために、出来るだけ多くの受験生に受験してもらおうという努力がかなり行われている。

ところが、奈良先端科学技術大学院大学では、以下のように潤沢な資金がある。
  • 研究費 研究経費【教員一人当たり】 7,779千円/人 全国第1位
  • 外部資金 科学研究費補助金採択件数【教員一人当たり】 0.91件/人 全国第1位
  • 科学研究費補助金配分額【教員一人当たり】 4,366千円/人 全国第1位
  • 外部受入研究費【教員一人当たり】 1,441万円/人 全国第2位
  • 共同・受託研究受入額【教員一人当たり】 5,983千円/人 全国第4位
  • 外部資金比率 16.2% 全国第5位
  • 研究成果 ライセンス料収入【教員一人当たり】 110.17千円/人 全国第1位
  • 大学発ベンチャー数【教員一人当たり】 0.111件/人 全国第1位
このような資金が潤沢である理由は何だろう。それは、ずばり産学官の連携の成功だと言える。東京にも事務所を置くことで、全国の企業からの研究要請に迅速に答える体制がある。また、利益相反(研究者個人の利益と、公共の利益がお互いに相反すること)もいたずらに禁止せず、柔軟に対応している点だろう。全体の組織が非常にうまく機能している。
  • 産官学連携推進本部
  • 先端科学技術研究調査センター
  • 知的財産本部
  • 東京事務所
  • 東大阪事務所
  • 利益相反マネジメント室

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