ほとんど変わっていない? 新しいWord 2016
最新の日本語ワープロWord 2016の強化された機能をレポートします
次はWord 2013とWord 2016の画面です(上が2013、下が2016)。タイトルバーの色は違いますが、それ以外はほとんど同じに見えるでしょう。
実際に、今回のバージョンアップでは、Wordにかぎらず、ExcelやPowerPointもそれほど大きくは変わっていません。Word 2013からWord 2016にバージョンアップしても、「あれ、少し変わったかな?」という程度です。とはいえ、操作性の向上、ネットとの連携といった部分はけっこう強化されていますので、今回はこうした強化ポイントを紹介したいと思います。
<目次>
- ビギナーにはうれしい「操作アシスト」
- 「スマート検索」でわからない言葉をすぐ調べられる
- 「テーマ」で雰囲気を変えよう
- 標準フォントは「游明朝」と「游ゴシック」に
- ビジネスで活躍しそうなリアルタイムの同時編集
- Excel 2016で追加されたグラフはWord 2016でも挿入可能
- スマホやタブレットでもWordが使える
- 今後のOfficeは購入方法に注意
ビギナーにはうれしい「操作アシスト」
Word 2016のタイトルバーを見ると、「実行したい作業を入力してください」と書かれたボックスがあります。これが「操作アシスト」です。操作アシストは、ヘルプをさらに進化させた機能です。何かわからないことや調べたいことがあるときは、このボックスに通常の文章やキーワードを入力してください。ヘルプと異なるのは、調べるだけでなく、機能を直接実行できる点です。たとえば「翻訳したい」と入力すると、翻訳関連のコマンドが現れて、機能を実行することができます。
特に、まだWordを使い始めて時間が浅く、メニューのどこにどんな機能が用意されているかわからないビギナーの方には便利だと思います。わからないことがあったら、まずは操作アシストで調べてみてください。
>次は、「スマート検索」です。