四川/四川の基礎情報

火鍋発祥の地!重慶へ行こう(3ページ目)

1997年に政府直轄都市に制定され、四川省から切り離された重慶。中国西南地区最大の商工業都市であり、中国で一番人口が多い街でもあります。歴史をたどれば、重慶は成都と肩を並べる四川文化圏の二大都市。重慶市内・郊外の見どころと合わせて、アクセスや治安のほか、豊富で刺激的な重慶料理も紹介していきます。

中川 正道

執筆者:中川 正道

四川ガイド


重慶への行き方

現在、重慶までの直行便があるのは関西空港のみ。春秋航空が運航しています(所要時間:3時間40分)。成田から中国国際航空も出していますが、上海経由になります(所要時間:6時間30分)

重慶は地下鉄兼モノレールがあるので、空港までの移動は非常に楽です。

■空港から市内:地下鉄3号線で一本です。市内までは約30分。タクシーを使う場合、大体60元(夜間は高くなります)。

■成都から重慶への移動(成都東駅~重慶北駅)
以前はバスで5時間という移動方法しかなかったですが、成都~重慶間は高速鉄道が通り、2時間でいけるようになりました。価格は96.5元(2015年9月現在)。乗客が多いので、販売窓口で予約席のチケットを購入するのがおすすめです(パスポート必要)。

■市内への移動
市内の移動は地下鉄を使いましょう。現在、6号線まで開通しています。郊外の磁器口古鎮などかなり遠くまで行けるので、便利ですね
重慶地下鉄マップ

タクシーは初乗り5元。解放碑など繁華街に行くとかなり混むので、嫌がられます。出勤、帰宅のラッシュ時は捕まえるのが大変なので、時間をずらして使用してください

重慶の治安

成都と同じで女性同士、家族連れでも安心して歩くことができます。人通りの多いとこであれば、女性一人で夜歩いていても特に危険はありません。ただし、重慶北駅、バスの中、繁華街など、人が多いエリアはスリや怪しい白タクシーなどが多いので、気をつけましょう。

ガイドが成都に留学していた2004年当時、重慶でアジアカップが開催されました。そこで、大きな反日デモ騒ぎになりました。重慶は日本軍が行った重慶爆撃の場所でもあります。「普通に旅行して反日感情は大丈夫か?」と危惧される方もいるかと思いますが、特に心配はないでしょう。今まで重慶の友人から嫌な目に遭わされたことはありません。

ただし、よほど信頼できる方でない限り、酒の席などで、歴史的な話は避けるようにしたほうがいいでしょう。
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