アロマテラピー

イイ女になれるアロマ「ローズウォーター」活用術

大人の女性を想起させる花、「ローズ」。その香りと効果を手軽に満喫できるローズウォーターで、あなたの魅力に磨きをかけましょう!

中野 智美

執筆者:中野 智美

アロマテラピーガイド

”オトナの女性”の魅力を高める香り

古くからから医薬品、観賞用として親しまれていたダマスクローズは、世界三大美女の一人であるクレオパトラやナポレオン・ボナパルトの最初の妻であるジョセフィーヌにも愛されていたと伝えられます。

特にアラフォー以降の”オトナの女性”の優美さをイメージさせるバラからとれる「ローズウォーター」を余すところなく活用して、女性本来の魅力をアップさせてみませんか。


そもそもローズウォーターって?

ローズウォーター

オイルより安いため一般的にアロマオイルより大きなサイズで売られています

バラの花びらから採れる「香りを含んだ水」です。蒸留した後にとれるため、「芳香蒸留水」とも呼ばれます。ラベンダーやオレンジフラワーなどの種類がありますが、美容面でもっとも人気があるのがローズウォーターです。

花びらは、摘み取った後、すぐに蒸留場へ運ばれ蒸留釜で水を加えて蒸留され、ローズオイル(エッセンシャル/アロマオイル/精油)がとられますが、エッセンシャルオイルは水より比重が小さいので、上面に浮いています。下に沈んだ層のほうが分量は多く、これがローズウォーターです。

ローズウォーターは人気のあるアイテムなので、オイルの副産物としてではなく、ローズウォーターを作るのが目的で蒸留したものさえあります。


ローズウォーターの原料、バラの産地について

バラの花

見た目も香りも優美なローズ

バラは早朝5時頃から午前10時頃、太陽が昇り切るまでの時間に手摘みされます。花はたいてい開花すると香気が飛んでしまうため、このような時間帯に限定して収穫されるのです。たくさんのバラが必要なので大変な作業です。

日本に入ってくるローズウォーターの原料のバラの産地はいろいろですが、もっとも有名で、比較的多いのがブルガリアです。日本ではヨーグルトのイメージが強いブルガリアですが、欧米では「バラの国」として知られるローズの一大産地。特にダマスクローズという種類の産地です。

ブルガリアのカザンラクという場所は「バラの谷」と呼ばれます。バラの谷では、その低い気温と乾燥した気候条件によって 虫もほとんど寄りつかないとされ、薬も最低限の量でいけるといいます。トルコや中国もバラの産地ですが、ブルガリアのダマスクローズを限定して買い付ける香料会社もあるほど、甘く優美で素晴らしい芳香を有します。

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