国会にはどんな種類があるか
AKBにより有名になった「総選挙」
近年、若者が政治に興味を持たなくなったと言われますが、そんな若者でもまず間違いなく知っている言葉があります。それは「総選挙」でしょう。これは人気アイドルグループのAKB48が、ファンの投票によってセンターを決めるイベントをそう名付けたため、一気に広まることとなったものです。中には、総選挙がもともと政治の選挙のことだと知らなかった人もいるそうですが、何がきっかけでもいいので、若者が政治に関心を持つことは望ましいことです。なぜなら、自分たちが仕事をしやすく、目標を実現させやすい社会作りのためには、当事者である若者が政治に興味をもち、意見を言うことが重要だからです。
その点で、AKBの総選挙がきっかけで本物の政治に興味を持った人がいるなら素晴らしいことですが、総選挙と違い、さすがにAKBのコンサートのことを「国会」だなんて言うようにはならないでしょうから、今回はその国会について触れたいと思います。
国会にはどんな種類があるか
衆議院の総選挙が終わり、24日に国会が召集されることが発表されました。これは衆議院の「解散」による衆議院議員の総選挙後に招集される国会で「特別国会」と呼ばれるものです。
特別国会では、衆議院議長、副議長、常任委員長の選挙など議院の構成のほか、衆議院と参議院の両議院において内閣総理大臣の指名が行われます。国会は他に、通常国会、臨時国会があります。
3種類の国会
国会には次の3種類があります。1.常会(通常国会)
2.臨時会(臨時国会)
3.特別会(特別国会)
おそらく正式名称よりも( )内の通称のほうが一般的に耳にすることが多いでしょう。国会は招集される目的により、上の3つに分けられています。