節約/光熱費の節約

冬の水道光熱費を手軽に節約する方法(2ページ目)

夏と冬の水道光熱費の平均は1万円以上差があります。暖房費だけではない、冬にかかる水道光熱費の節約法をご紹介します。

矢野 きくの

執筆者:矢野 きくの

節約ガイド

煮込み料理やシチューの作り方を工夫する

寒さが厳しい冬の食卓には、やはり煮込み料理やシチューなど加熱時間が長い料理が増えます。それによってガス代(IHのご家庭では電気代)が一気に上がってしまっています。

簡単にできるのは予熱調理です。煮込み料理やシチューなどを作るときに使う厚手の鍋は火を消してからも一定時間高温を保つことが可能です。

例えばシチュー。ルーをいれる前に野菜などに火を通すとき、最初の5分だけ加熱してあとは火を消して鍋に蓋をして放置しておく。10~15分放置しておけば中まで火が通ります。この間に使っている光熱費はゼロ円ですのでシチューを作る光熱費全体をぐっと減らすことができます。予熱調理をしやすい厚手の鍋は以下の通りです。
・鋳物鍋
・土鍋
・保温調理鍋


最近では保温調理鍋や予熱調理のための鍋カバーも売られているので、そのようなものを利用するのも良いでしょう。

またリメイク料理も光熱費の節約に繋がります。一度に大量に作り味付けを変えていくのです。例えばシチューを大量に作り、翌日はそこにカレールーを足してカレーにする。このようにしていけばカレーを作る段階での光熱費を減らすことが可能です。

調理にかかるガス代の節約に関しては以下の記事を参考になさってください
ガス料金を節約する調理法


お風呂にかかるガス代の節約は追い焚きがポイント

夏はシャワーだけで済ませてしまうという人も、寒い冬は浴槽に入って体を温めたいとお風呂に入る方も多いでしょう。気温が低い冬には、その分お風呂のお湯が冷めやすく、温めなおすことが光熱費をあげる原因です。

まずはお湯を冷めさせないためにも家族でなるべく続けてお風呂に入るようにしましょう。出るときには必ず浴槽の蓋をすることも大切です。このとき浴槽の中に銀色の保温シートを浮かべることによって、よりお湯が冷めにくくなります。
風呂のガス代節約

お風呂に保温シートを浮かべることで水温が下がりにくくなる


またガス給湯器を使っているお風呂の場合は、できる限り追い焚き機能を使わないようにするのも節約になります。これはガイドが以前「ガスの科学館」で仕事をした際に教えていただいたことなのですが、浴槽の追い焚き機能は、熱いお湯が浴槽の周りを履いその熱を中のお湯に伝えて温めているものなので、熱効率としては給湯器からお湯を直接出すほうが効率的なのだそうです。

冷めたお風呂に熱いお湯を足すというのは、調度良い温度にするのに少し手間がかかってしまいますが、それだけでガス代の節約になるのですからぜひお試しください。

ガス代の節約に関しては以下のページも参考にしてください。
ガス代節約グッズ
ガス代の節約術

冬の水道光熱費の節約は、このように夏と冬の暮らし方を比較をして、光熱費がかかっているところからカットしていく方法を考えることによって大きく節約することが可能です。この冬はぜひ試してみてください。
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