省エネ・節水の基本

ガス代の節約術

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正しいガスの使い方がガス代の節約に直結

IHという言葉も耳慣れ、キッチンではIHコンロのご家庭も増えつつありますが、まだまだガスを使ったコンロが主流の日本では、ガスコンロや給湯器などで毎日多くのガスを使って暮らしています。それだけに正しい使い方を理解することが、ガス代の節約に大きく影響してきます。

ガスコンロの火は中火で節約できるとは限らない

鍋底にあわせた炎の強さが効率的

鍋底にあわせた炎の強さが効率的

ガス代の節約術に触れられているもので、「ガスコンロは中火が一番節約できている」という内容をご覧になったことはないでしょうか? 果たしてこれが正しいかどうか。

まず弱火で鍋の一部しか炎が当たっていない場合、これは全体を温めるまでに長時間かかってしまい、確かに効率的なガスの使い方ではありません。次に強火にして鍋底から炎がはみ出してしまっている場合、これもはみ出している分が無駄になってしまっています。そこで「中火が節約できている」となってしまっているようですが、ガスコンロとしては中火でも鍋底の大きさにあっていなければ、これも時間がかかり無駄になってしまうというわけです。

よって一番効率的にガスを使用でき、ガス代の節約術につながるの炎の強さは、「鍋底の大きさに合わせた火の強さ」ということになります。


 給湯器のリモコンを点けっ放しでもガス代はかからない

給湯器のリモコンで分かるガスの使用

給湯器のリモコンで分かるガスの使用

これも誤解されているのですが、「ガス給湯器のリモコンの電源がついている状態」=「ガスの種火がついている状態」ではありません。あくまでもリモコンがいつでも使える状態になっているというもの。画像左側の状態であれば、ガスの種火はついておらず、右の炎のマークが点灯してはじめて種火がついている状態です。

ですが、「給湯器のリモコンの電源を切るようにしたらガス代が下がった」という話もよくあります。これは洗面所やキッチンなど、蛇口のハンドル部分の形状によるところが大きいのです。

ハンドルがお湯と水に分かれている形状の場合、ちょっと手を洗うだけの時など水で済ませてしまう場合、間違いなく使っているのは水だけになります。しかしレバー式の場合はレバーがお湯の位置に向いていることを意識せずに使ってしまえば、水だけで手を洗っているつもりでも、給湯器は点火されお湯を出す準備をはじめてしまうわけです。そのような場合でも、給湯器のリモコンを切っておけば点火することを防げるため、無駄にガスを使うことがなくなるわけです。

そうは言っても給湯器のリモコンが設置されている場所によっては、リモコンを点けっ放しにしておかないと不便を感じるご家庭もあるとは思います。その場合は、無駄に点火させないよう、レバー式ハンドルで水だけを使用したい場合は、レバーを水の位置にしっかりあわせてから使用するようにしましょう。ただし、ガスの点火とは別にリモコンの電源が入っていれば、電気代はかかりますのでご注意ください(「電気代の節約術」参照)。

食器洗いはお湯の温度を下げると節約に

食後の食器を手洗いする際の温度設定も大きくガス代の節約につながります。水温20℃の水道水65Lを使い、湯沸かし器の設定温度を40℃から38℃にした場合、年間で約1360円の節約になります(1日2回、冷房期間を除く253日で計算。省エネルギーセンター『家庭の省エネ大事典』参照)。

お風呂は給湯器のお湯を使うと節約に

給湯器は非常に熱効率がよい製品のため、給湯器からお湯を出して利用するほうが節約につながります。200Lの水を40℃に沸かす場合、給湯器のお湯を使うとガス使用時間は8.1分。風呂釜式の場合は35.2分かかり、年間4334円の節約になります(1日1回365日で計算。東京ガス『エコハピウルトラ省エネBOOK』参照)。

意外にガス代がかかる風呂の追い炊き

浴槽の蓋を合わせて保温シートも有効。保温シートは100円ショップでも購入可能。

浴槽の蓋を合わせて保温シートも有効。保温シートは100円ショップでも購入可能

家族全員がお風呂に入るの時間がかかり、お湯の温度が下がってしまった場合は追い炊きをされるご家庭も多いでしょう。追い炊きをすれば、それだけガスを使用するので、ガス代は高くなります。

2時間放置し4.5℃下がってしまったお湯(200L)を1日1回追い炊きする場合と、追い炊きをしない場合とで比べると年間で約5920円の節約になります(省エネルギーセンター『家庭の省エネ大事典』参照)。

追い炊きをしないで済ませるためにも、できる限り間隔をあけずに入浴すること。また、浴槽の蓋を開けっ放しにしておくと浴槽にはったお湯から熱が逃げてしまいます。浴室から出る時には浴槽に蓋をする習慣を身につけることも大切です。市販の保温シートを利用すると、よりお湯の温度が下がるのを防ぐことができます。

ガスの性質を理解し正しく利用することが、ガス代の節約に大きくつながります。これから意識して利用してみてください。

最終更新者:矢野 きくの (更新日:2009年11月30日)

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