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2014年冬ボーナス平均支給額ランキング(2ページ目)

2014年冬ボーナスの支給額をランキング形式でご紹介します。産業、業種別、企業の規模によって事情は違うようです。

福一 由紀

執筆者:福一 由紀

ファイナンシャルプランナー / 仕事・給与ガイド

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教育、学習支援、金融・保険、学術研究などが好調

中小企業も含めた東京都内の民間労働組合の冬ボーナス妥結状況。業種別に妥結平均額順に並べたもの(調査データが3件未満の産業は割愛)。業種によっては倍近くの開きがある。(出典:東京都産業労働局雇用就業部労働環境課「2014年年末一時金妥結状況(加重平均)第2報」)※クリックで拡大

中小企業も含めた東京都内の民間労働組合の冬ボーナス妥結状況。業種別に妥結平均額順に並べたもの(調査データが3件未満の産業は割愛)。業種によっては倍近くの開きがある。(出典:東京都産業労働局雇用就業部労働環境課「2014年年末一時金妥結状況(加重平均)第2報」)※クリックで拡大

上の表は、中小企業も含めた東京都内の民間労働組合の冬ボーナス妥結状況です。産業別に平均額が高い順に並べています。全体の平均は72万559円で前年比2.98%アップ。こちらの調査でも好調のようです。

平均金額が高かったものは、教育、学習支援の91万7650円。この業種は、従業員が299人以下の小規模の企業での平均が99万4251円。企業規模を問わずに高い支給となっています。また、金融・保険業も84万1656円と前年比5.28%アップで好調。アベノミクス効果が効いているのでしょうか。学術研究、専門・技術サービスも前年比11.02%増と好調です。製造業以外でも好調な業種が多くありますね。

宿泊、飲食サービス、卸売・小売業、サービス業は不調

一方、宿泊、飲食サービス、卸売・小売業、サービス業は軒並み不調です。全て前年から減らしており金額もワースト3といったところ。特に、宿泊・飲食サービス業は、前年比2.62%減の49万5386円と唯一50万円を切っています。平均年齢も38.7歳と特別若いわけでもないので、かなり厳しい状況です。

ここでも、個人相手の産業が不調なのがよくわかります。

2014年冬ボーナスは、製造業などが好調で、全体では良い結果となりました。しかし、個人を対象とする産業の中には不調なところも多く、全てが良い状況ではないようです。来年のボーナスはあらゆる業種が良い数字となって欲しいものです。

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