資産運用/投資初心者にもできるカンタン資産運用法

積立で増やす!資産運用のシミュレーションは慎重に

資産運用といえばまとまったお金での運用と思われがちですが、ライフイベント上の資金準備は、毎月の給与や夏冬のボーナス資金を捻出して定期的に積み立てていく方法も忘れてはなりません。積立で資産運用=資金準備を行う際の考え方などを見ていくことにしましょう。

深野 康彦

執筆者:深野 康彦

お金の悩みに答えるマネープランクリニックガイド

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毎月が無理ならボーナス時の年2回積立も

子どもが生まれてから高校・大学進学のために教育費を準備する、セカンドライフに備えて老後資金を準備するなど、将来のライフイベントによっては定期的な収入(キャッシュフロー)から資金を捻出して、積立方式で資産運用(資金準備)していくことになります。

積立で資産運用をしていくにあたっては、月々のキャッシュフロー(収支)の中からいかに運用資金を捻出していくかがポイントになります。通常、積立は毎月ぜひとも行いたいものです。

ただ、月々のキャッシュフローを見ると毎月は難しい人でも夏、冬のボーナス時には何とかなるというケースでは、年2回の積立でもいっこうに構わないと思っています。

その場合は夏・冬のボーナス時の積立は、1回当たりの積立金額をまとまったお金にする必要があります。たとえば、毎月1万円の積立なら年12万円積み立てられますが、夏・冬のボーナス時積立で1回当たり1万円の積立だと、年2万円、10年で20万円、30年でも60万円の積立元本にしかならないのです。

継続は力なりとよく言われますが、年2回の積立、かつ少額の積立では長く積み立てても大した金額にはなりません。できれば、毎月積立を行ったと仮定した金額、毎月1万円、年12万円であれば、夏・冬のボーナス時の積立は1回当たり6万円にすれば、毎月積立を行ったケースと元利合計額に大きな違いは出ないはずです。

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