マレーシア/マレーシアのグルメ・レストラン

マレーシアのフードコート

グルメ天国マレーシア。うまうま料理がたっぷり味わえます。今回はマレーシアのショッピングセンター内にある「フードコート」について徹底解剖。日本でも最近よく見かけるタイプと同じで、広い座席スペースで多種の飲食店の料理を楽しめる場所。マレーシア人もこのフードコートを日常使いしています。

古川 音

執筆者:古川 音

マレーシアガイド

チョイスが多数! どんな人でも楽しめるマレーシアのフードコート

パビリオン

パビリオンのフードコート。ランチ時間は地元の人で大賑わい

KLCC

マレーシア初体験のご年配の方も安心

ショッピングセンターの中にあり、気軽に利用できるフードコート。ご年配の方やお子さま連れの方、また、地元の人が行くような場所でご飯を食べたいけど屋台はちょっと不安……という人は、まずフードコートに行ってみましょう。メニューにちゃんと値段表記がありますし、テーブルや食器も清潔。わたしも60代後半の親を連れていったら、とても喜んでいました。

多民族国家のマレーシアは、民族ごとに好みの味が違います。それぞれの好みの料理を一緒のテーブルで楽しめるフードコートは、実は、地元の人にとっても貴重。実際、違う民族のグループがおしゃべりしている姿をよく見かけました。たいていのフードコートは、マレー系、中国系、インド系と3民族の代表料理を網羅しています。つまり、色んなジャンルの料理を一度に味わえる場所ともいえるのです。

ただ正直に言いますと、味は「まぁまぁ」です。とびっきりおいしい名物料理が1つのフードコートに1~2箇所ぐらいあったりしますが、こればっかりは足繁く通わないと分かりません。フードコートで食べた料理がイマイチだったとしても、マレーシア料理はおいしくないなんて思わないでね。

料理を選んだ店で注文、会計。ジュースは別の店で

パンミー店

店舗に直接注文し、その場で支払う。混んでいる店が人気店

注文や会計の方法は、日本と同じです。食べたい料理を選び、その店で注文と会計を済ませたら、その場で料理をもらって席につきます。フードコートが混んでいる場合は、先に席の目星をつけましょう。

マレーシアのフードコートは、料理店にドリンクの用意はなく、1つの店舗が専門で扱っています。生絞りの果物ジュースやコカコーラなどのソフトドリンクを提供。また、片付け担当の人がいるので、食べ終わったら食器はそのままテーブルの上に置いて帰ります。

マレーシアならでのフードコートの光景

KLCC

マレー系の料理店は、お店の人もマレー系の人が担当

マレーシアの多くのフードコートはハラル(イスラム教徒のルール)です。ハラルでは豚肉を食べることが禁じられているので、通常であれば豚肉を使った料理も別のお肉でアレンジされています。たとえば、ワンタンミーのチャーシューが鶏チャーシューに変更。ソーセージはチキンソーセージです。

また、イスラム教徒の断食月であるラマダン。この時期にフードコートに行くと、貴重な経験ができます。というのも以前、たまたまフードコートに訪れたのがラマダン中の夕方。ラマダン明けの時間に迫っていて、フードコートには今か今かと食事を待ちわびるマレーシア人で満席になっていました。よく見ると、みんなすでに麺類やご飯を注文し、テーブルの上に料理を置いています。見ているこちらからすると、麺がのびそう……と思いましたが、そんなことは関係ないようです。そして、携帯用のラジオを持った人がフードコートをねり歩き、その合図でみんな一斉に食事がスタート。耳を澄ませば、ラジオからはラマダン明けの合図の音楽が聞こえていました。

クアラルンプールのフードコート

ロット10

ロット10にあるフードコート。ノンハラルで豚肉の扱いがある

スンガイワン

スンガイワンのフードコートにある経済飯

オススメは、パビリオンの1階(Level1)にあるフードコート。マレーシア料理から和食の鉄板焼き、漢方スープ店、ドリアンお菓子の店まで、いろいろあります。スンガイワンプラザの4階にあるフードコートもおすすめ。ここは中国系の経済飯が圧巻で、焼きたてのロティチャナイも楽しめます。また、ロット10のLGフロアは中国系料理をメインにしたフードコートで、麺やスープ好きにオススメです。
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