1日の1/4以上を過ごす布団
日本人の睡眠時間は短いです
この調査によると、日本人の平均睡眠時間は6時間22分。1位はメキシコの7時間6分。2位はカナダの7時間3分。それに、ドイツの7時間1分、イギリスの6時間49分、アメリカの6時間31分が続き、日本は最も睡眠時間が短いことがわかりました。さらに、この調査では、「ベットのシーツを代える頻度」についても調査しています。日本人が「3週間に1回以下」と言う人が28%を占めるのに対し、ドイツ12%、アメリカ6%、イギリス3%、カナダ2%、メキシコ1%。残念ながら、日本のシーツが最も汚いことが判りました。
日本では、シーツが汚く、睡眠時間が短いという結果が出てしまったのです。
アレルギー症状の天敵! 布団のダニ対策は大丈夫?
ダニの死骸やフンなどがアレルギーの原因になります。
布団には、多い場合で1平方メートルあたり10万~50万匹のダニがいると言われています。それらのダニの糞や死骸はかなりの量になります。ダニの寿命は約2~4ヶ月で、卵からは約2~3週間で成虫になります。そのため10週間で300倍に増えると言われています。ダニの死骸やフン、唾液などが、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎の原因になり、アレルギーの症状の悪化、咳、鼻水、鼻づまり、喘鳴、呼吸困難、かゆみで睡眠不足なります。
アレルギー対策として大事なのは、ダニそのものとダニの死骸と糞などの対策です。ダニの繁殖条件は、20~30℃、湿度60%以上。湿度60%以下、温度50℃以上では死滅します。特に、50℃、20分間加熱するのが有効とされています。湿度60%以下では繁殖できないので、その意味でも、天日干し、布団乾燥機は有効です。
ダニの唾液、糞、死骸などの対策としては、ダニを減らすことはもちろん、1平方メートルあたり20秒、掃除機をかけるのが有効。
次のページで布団のダニ対策を具体的に説明します。