不動産売買の法律・制度/ガイド:平野の私的不動産用語集

位置指定道路

「位置指定道路」についての用語解説です。住宅地では位置指定道路に接する敷地も多いため、その特徴をしっかりと理解しておくことが大切です。(2017年改訂版、初出:2006年8月)

執筆者:平野 雅之


位置指定道路

【いちしていどうろ】

建築基準法による道路の一つで、建築基準法第42条1項5号に定められたもの。新たに私道を築造する場合などにおいて、一定の技術的基準に適合することを要件に特定行政庁からその “位置の指定” を受けた道路のことを、一般的に「位置指定道路」と呼んでいる。

最低限の幅員は4mだが、4.5m、5m、6mなど任意の幅員で指定を受けている場合もある。

ところが、指定時期から相当の年月を経た位置指定道路では、当初の指定幅員が確保されていないこと(指定された位置と現況の位置とがずれているなど)により、建物の再建築時に道路位置の復元を求められるケースもある。

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