筋トレ・筋肉トレーニング/体幹トレーニング

今注目のファンクショナル・トレーニング ~前編~

フィットネス先進国である米国では、すでに一般的になっている「ファンクショナル・トレーニング」。日本でも昨年から大手フィットネスジムやスポーツメーカーなどが注目し、話題を集めています。今回は前編・後編の2回に渡り、このメソッドの魅力をご紹介していきます。

森 俊憲

執筆者:森 俊憲

筋トレ・筋肉トレーニングガイド

フィットネス業界が注目!「ファンクショナル・トレーニング」とは?

ファンクショナル・トレーニング専門のフィットネスジ ムとしてオープンした「fitbox FunC(フィットボックス・ ファンク)」。5歳~75歳までと、会員の年齢層も幅広い

ファンクショナル・トレーニング専門のフィットネスジ ムとしてオープンした「fitbox FunC(フィットボックス・ ファンク)」。5歳~75歳までと、会員の年齢層も幅広い

「ファンクショナル・トレーニング」という言葉を聞いたことがありますか? フィットネス先進国である米国では、すでに一般的になっており、日本でも昨年から大手フィットネスジムやスポーツメーカーなどが注目し、話題になっているトレーニング法です。

しかし、トレーニングと言っても、いわゆる筋肉を鍛えたり、ボディラインを整えたりする目的のものとは、少し様子が違うのが特徴です。「ファンクショナル」とは、直訳すると「機能的」という意味。つまり、「体の機能を高めるためのトレーニング」といえるのです。たとえば、立つ、座る、歩く、走るといった日常的動作も、体の機能を高めてあげれば、よりスムーズに、かつ安全に行うことができるようになります。簡単に言えば、「ケガをしなくなる」ということです。体を「鍛える」というより、むしろ、「メンテナンス」という言い方のほうが、しっくりくるかもしれませんね。

まずは前後のランからスタート。フォームをこまかくチェックしながら行います

まずは前後のランからスタート。フォームをこまかくチェックしながら行います

もちろん、結果として筋肉がついたり、ボディラインが整ったりすることはあるでしょう。でも、それはあくまで結果の一つであり、トレーニングの重要な目的ではありません。子ども、大人、お年寄り、そしてプロのスポーツ選手まで、あらゆる年代や身体レベルの人たちが、自分の体の機能向上を目指して取り組める新しいトレーニング法、それがファンクショナル・トレーニングなのです。

とは言え、こうした説明をすると、「それじゃあ、簡単過ぎて、つまらないトレーニングなんじゃないの?」と思う方もいらっしゃるでしょう。ところが、実際に取り組んでみると、まったくそんなことはありません。負荷のかけ方やメニューは、身体レベルに合わせられるので、トレーニング上級者と自負していたガイドですら、「きつい」と感じてしまうほどです。

ファンクショナル・トレーニング専門のフィットネスジムとして、昨年、東京・大田区にオープンした「fitbox FunC(フィットボックス・ファンク)」にて、ガイドとオールアバウトのプロデューサーが体験トレーニングをしてきました。



次のページからは、その様子をご紹介しつつ、ファンクショナル・トレーニングの種目をいくつかご紹介していきたいと思います。


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