軽自動車と普通自動車、保険料の差をチェック
税金が安く、高速料金も安く、燃費がよい軽自動車。人気も高く、中古市場で高値がつくこともあります。2017年、全車種で自賠責保険料が値下げになりましたが、過去には軽自動車の保険料が極端に高くなった改定もありました。改定前(2016年度)、改定後(2017年度)の自賠責保険料は以下の通りです。軽の自賠責保険料はやや値下げ
車価や燃費はもちろん、税金や諸経費も安く済むのが軽自動車の魅力です。保険も当然安く収まるイメージがありますが…
軽自動車(検査対象車)
36ヶ月
2016年度 36,920円
2017年度 34,820円
24ヶ月
2016年度 26,370円
2017年度 25,070円
12ヶ月
2016年度 15,600円
2017年度 15,130円
ちなみに2017年度の自賠責保険料を自家用乗用車と比較すると…
2017年度
24ヶ月
自家用乗用自動車 25,830円
軽自動車(検査対象車)25,070円
となっています。過去の値上げ幅が元に戻った印象はなく、普通乗用車、軽自動車の自賠責保険料はあまり差が見られません。では任意保険はどうでしょうか?
任意保険の保険料はどうなる?
では、軽自動車と普通自動車、任意保険料はどうなるのでしょうか?人気の軽自動車NBOX、プリウスの保険料を比較してみましょう。
もともとの車両価格が違うため、車両保険を入れれば、プリウスがNBOXの保険料を大きく上回ります。そこで車両保険なし、以下の条件で試算しました(保険料はいずれもSO社、AX社、SE社の平均)。
●保険契約条件
対人賠償:無制限
対物賠償:無制限
搭乗者傷害保険:1000万円
人身傷害補償保険:3000万円
自損事故:人身傷害保険にて対応
無保険車傷害:2億円
ドライバー:男性(39歳)
運転者限定:本人
免許証:ゴールド免許
年間走行距離:8000km未満
等級:14等級
●普通自家用車
車種:日産 プリウス(平成29年4月、ZVW55)
任意保険料:2万2166円
●軽自動車
車種:ホンダ NBOX(平成29年4月、JF1)
任意保険料:2万2606円
自賠責保険では安かった軽自動車ですが、任意保険ではわずかに普通自家用車(プリウス)のほうが安い結果になりました。
次にまったく同じ条件で、ほかの軽自動車、LLクラスのミニバンで試算をしてみます。
>>軽自動車の任意保険には、こんな秘密があった!?