いつのまにか手首に負担が!
ペットボトルや瓶のフタを開けようとしたら手首が痛むことに気付いた、という人もいます
中でも、手を机についたら手首に痛みがあった、というケースは多いです。手首に特に大きな負荷をかけたわけでもないのに起きる手首の痛みは、どうして起こるのでしょうか。
肩こり・姿勢の変化が影響する?
そのきっかけとなりうるものが、いくつかありますが、いずれも、直接に手首へ負荷をかけたという実感は無い場合が多いです。そして、それらのきっかけが、手首の痛みに繋がりやすくなる共通点として「肩こり」が挙げられます。肩こりがあると、頭や腕の位置が体へ負担のかかるように変化しやすく、姿勢が悪くみえることがあります。肩こりがあり姿勢が悪い状態になると、どういった問題が起こるかは、意外と知られていません。それは、手指や腕を動かす筋肉の働きが低下して、関節が不安定になる可能性があるということです。
いつもの手を使う動作が手首の痛みにつながる
いつものように手先や腕の筋肉を使うようなこと(パソコンや家事など)をすると、重労働でなくともそれらの筋肉が疲労しやすく、結果的に手首の関節が痛くなるような不安定性を生じるかもしれないのです。肩こりがあると、手首の痛みに繋がりやすいことを挙げてみました。■指先を使う動作が多かった
パソコンを入れた重い鞄を手で持って、通勤するようになったという人やパソコンワークでマウス操作を長時間行ったという人も含まれます。決まった指の動きを繰り返し行ったり、指を曲げた状態を保持する時間が長いと、結果的に手首に症状が出やすくなります。
■腕の筋肉をよく使う
イメージしやすい例は、赤ちゃんや子供を抱っこすることが多い、職場の引っ越しで書類を入れた段ボール箱を連日たくさん運んだなどがあります。腕の筋肉が疲労した状態で、日常生活レベルの手を使うことを行うと、手首に負担がかかりやすくなります。
■姿勢が悪い
姿勢の悪さが目立つ場合、耳の穴と肩先を線で結んだ際に、垂直にならず斜め線になることが多いです。斜め線は、姿勢のアンバランスを意味します。この状態では腕の重みを支える首や肩周りの筋肉に負担をかけ、手首を安定させる筋肉の働きを低下させる可能性があります。
これらのことは、肩こりがベースにあるものの、手首の痛みと手指・腕の筋肉の緊張が続くことで、肩こりが悪化したり、さらに姿勢が乱れたりと、回復させるのに時間がかかる要素も含んでいます。手首の痛みを予防するためには、まずは肩こりを改善させるための体操やストレッチを行い、姿勢の乱れを小さくするようにできると良いと思います。
肩こりエクササイズ ⇒ 参考記事 「オフィスで簡単にできる肩こり解消法BEST5」
手首が痛いときはどうする?
手首に布を強めに巻いて痛みが軽減するかチェックします
サポーターが効果的かどうかは、手首の状態にもよるのですが、写真のように手首を布でギュッとしめた状態で手を机につき、痛みが軽減されていれば、サポーターやテーピングテープを巻くことで痛みが和らぐかどうかの目安となります。