パン/パン屋さん取材レポート(東日本)

ゴントラン シェリエ 東京【渋谷】

渋谷駅前にゴントラン シェリエ(GONTRAN CHERRIER)がフランスから上陸しました。新進気鋭のパン職人、ゴントラン シェリエさんにインタビューしました。

清水 美穂子

清水 美穂子

パン ガイド

2001年より、美味しいパンのある日常の愉しみ、パンとそれをとりまく人々の物語など、bread+something good(パンと何かいいもの)をテーマに執筆。興味があるのは職人の仕事と伝統文化。パンを愉しむ企画のコーディネイト、執筆多数。雑誌、書籍にて活動中。

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ゴントラン シェリエ、渋谷にオープン

ゴントラン シェリエ

ゴントラン シェリエ

売り場の様子

売り場の様子


2012年8月28日、渋谷駅前の明治通りと宮益坂の交差点の角に、新しいパン屋さんがオープンしました。
GONTRAN CHERRIER TOKYO(ゴントラン シェリエ 東京)。パリでブレイク中の新進気鋭のパン職人、ゴントラン シェリエさんはパリのほか、シンガポールでも店舗展開していますが、日本では若者に人気のファッションブランドを手がけるベイクルーズと組み、渋谷に伝統的かつ新しいパン食文化をもたらす模様です。
クロワッサン生地で作ったモンブラン

クロワッサン生地で作ったモンブラン


ゴントラン シェリエのパン

東京にはフレンチスタイルのパン屋さんがいくつもありますが、「ゴントラン シェリエ 東京」はどのような店なのでしょうか。ゴントランさんにお話を伺いました。
ゴントラン シェリエさん

ゴントラン シェリエさん


「フランスのパンや食材に、日本で巡り合った味を加えることで、ゴントランの味を提案していきたいと思っています。マリアージュを考えながら、日本とフランスの食文化を融合させるのです。サクランボにエストラゴンを、小豆にミントを合わせたり、カンパーニュに味噌を練り込んだり。日本の四季の食材に自分の香りづけをしたいですね」
パン ド カンパーニュ 味噌

パン ド カンパーニュ 味噌

カラフルなバンズ

カラフルなバンズ


見回すとプチパンやらバンズ、なんとバゲットまで赤や黄や黒い色をしたパンが並んでいます。パプリカやカレーやイカスミが練り込まれたパンです。「サンドイッチを作るなら、中に挟むものによってバゲットの味を変えますよ」という彼の、これはシャルキュトリーや魚介類に合わせるためのパンです。
バゲットのサンドイッチ

バゲットのサンドイッチ


カレーやイカスミのバゲット

カレーやイカスミのバゲット


「イカスミのパンを作る人はいるかもしれないけれど、グラン ド ニジェルをふりかける人は自分くらいかもしれませんね」。グランド ニジェルとはブラッククミンとも呼ばれるそうで、見た目は黒ゴマのようですが、ピリッと辛く、さわやかな酸味も感じられるスパイスです。
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