注文住宅/家づくり物語 実例を通して

間取りの採光と通風をチェック/M邸・第5回(3ページ目)

決定した間取りは家族の動線や家事計画などを考えながら決めていきます。間取りが決まれば同時に光や風はどのように入ってくるかも検討していくことが重要なポイントです。基本的な採光と通風の考え方を踏まえ、M邸はどのように計画したかを紹介します!

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド


採光・通風のポイント -2階-

【2階】

M邸の採光・通風計画-2階

画像をクリックすると拡大します!


<採光のポイント>
・南側にバルコニーを設け、隣家との距離を4m確保することで南の採光が得られる
・リビング東側には高窓を設けて冬至でも光が入るよう工夫した
・キッチン・家事室にはトップライトを設けた。夏の暑いときは閉じることができる
・子ども学習スペース+αの部屋は南側に細長い窓を設けて光を確保する

<通風のポイント>
・バルコニーとリビングの間は折戸サッシとして全面開放できるようにした
・どの部屋にも通風の道を確保するよう窓を設けた
・リビングの西側の窓は高窓にして、通風を確保した


リビング東側の高窓

リビング東側の高窓



冬至の太陽高度をチェック

東京の冬至の太陽高度は31度です。
東側の高窓から冬至の窓でも採光が得られます。

次回第6回は、まとまった間取りが果たして構造的にも十分安全なのかどうかを説明していきます。また、木造に対して構造はどう考えていけばよいのかも合わせて説明をしていきます。


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