京都グルメ/京都のイタリアン

リストランテ ナカモト (京都・木津)(3ページ目)

2011年11月1日、木津にリストランテ ナカモトがオープン! 様々な国で修行されてきた仲本シェフが作り上げられる料理は、木津のテロワールを活かした地元に根付いた次世代イタリアン。今回は初冬のコースから御紹介していきます。

執筆者:麻生 玲央

・徳島から来た、すだち牛
徳島から来た、すだち牛

徳島から来た、すだち牛

メイン料理は「すだち牛」のビステッカ! 実に美麗な焼き色ですが、なんとオーブンを一切使わずに、フライパンだけで仕上げられているとのこと。

まず、肉は塊のまま片面を焼き、続いてもう片面をフライパンの余熱だけでじっくりと火を通し、そのプロセスを時間と手間をかけて繰り返すことにより、表面はカリっと、中はしっとりとして美しく、柔らかな食感を実現されているのです。

口に入れた時に感じる肉の香ばしさ、噛みしめた時に伝わる表面のカリっとした焼き込み具合、、そしてさらに噛みしめていく度に拡がる旨味と官能的なまでの柔らかさ。

イチボ肉の赤身の凝縮感の中から僅かに迸るサシの肉汁を、ミョウガのピクルスと生ラディッシュによる円やかな酸味のソースが、互いを受け止め合うかのように中和していく構成も見事。フィレンツェの豪快ビステッカとはまた違う、和牛の魅力を活かしきった超繊細ビステッカとも言うべき、珠玉の一皿でした。

また、添えられた木津川(当尾)産の「2時間かけて火入れした里芋」と「カリフラワー(とそのソース)」もビステッカにも負けないほどの存在感で、木津川の食材のテロワールの素晴らしさを魅せつけてくれましたね。

・ビアンコマンジャーレ
ビアンコマンジャーレ

ビアンコマンジャーレ

ドルチェは「ビアンコマンジャーレ」。エスプレッソに浸したビスケットを乾燥させて砕いたものと、木津の鹿背山産の柿をシャーベットにしたものをビアンコマンジャーレの上に添えた、見た目にも鮮やかな一品です。

この2種類の素材をかき混ぜることで、ビアンコマンジャーレのミルキーなテイストと滑らかさ、柿の程よい甘味、エスプレッソ・ビスケットのビターテイストとカリカリ食感が三位一体となり、描き出すハーモニーが何ともユニーク。甘さ控えめなのも嬉しいポイントです。そして最後にcafeが来て、フィナーレ。

木津川のテロワールを世界に

パン

木津にあるパネッテリアプルチーノのライ麦パンを使われています。

21歳で生まれ育った木津を離れた時から「地元に美味しい店を作りたい!」という熱い思いを持ち続けてイタリアを中心に修行され、10年後に戻って来られてスタートを切られたばかりの仲本シェフ。京都から40分、大阪から1時間余りかかる木津ですが、「遠くにでも、わざわざ食べに来てくださる方々の期待に見合う料理と雰囲気を提供できるように頑張りたい」と意気込みを熱く語られます。世界での修業の成果を基に、これから木津ならではのテロワールを世界に向けて発信するリストランテに育ってほしいものですね。

<DATA>
・店名: ristorante NAKAMOTO
・所在地:京都府木津川市木津南垣外122-1
・アクセス:JR「木津駅」徒歩約4分
・地図:Yahoo!地図
・TEL:0774-26-5504
・営業時間:11:30~13:30(LO)、18:00~20:30(LO)
・定休日:水曜日
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※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

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