時短生活/片付けを時短するコツ

片付け症候群にかからないための、片付けない知恵(2ページ目)

家が散らかっているから片付けなくちゃ! と多くの人が口にします。収納と片付けは、家事の永遠のテーマです。はてさて、本当にそうなのでしょうか。本当に片付けなくちゃいけないの? それって単に「片付けなくちゃ症候群なのでは? 今回は「片付ける」という家事の本質に迫ってみたいと思います。

ももせ いづみ

執筆者:ももせ いづみ

時短生活ガイド

本当に片付けなくちゃだめなの?

片付けにはエネルギーがかかります。

つい床の上に置きっぱなしにしてどんどん散らかっていってしまう部屋。片付けが苦手な人にとっては、片付けにかかるエネルギーは半端ではないはず

大量の物を持ちながら、これだけ高度な作業を、常に「片付けなくちゃ」という義務感で抱えこんでいては、気持ちが休まるときがありませんよね。

散らかっていては本当にだめなの? 本当に片付けなくちゃだめ? もしそんな「片付けなくちゃ症候群」に陥っている人がいたら、まずはそんな義務感から自分を解放してあげましょう。

なぜなら、片付ける能力というのは一朝一夕で身につくものではなく、小さな習慣をコツコツと重ね続けて、はじめて結果が出てくるものだからです。収納の本が売れ続けているのは、それだけ収納の問題を抱えている人が多いことと同時に、改善の努力をしても結果がすぐには出ないことの現れでもあります。

収納力、片付け力を高める工夫をコツコツと行いながら、一方では次のような気持ちの切り替えをすることも、快適に暮らしていくためには必要なことだとガイドは考えています。「片付けなくちゃ症候群」に悩まされるのではなく、「散らかっていても幸福に暮らす」ための知恵を身につけていきましょう。

散らかっていて本当に困っているのか?

まずは、散らかっていて本当に困っているのかどうかを考えて、困っていることがあるなら箇条書きにします。気分がよくない、人が来たときに恥ずかしい、片付けなくちゃと気持ちがあせるといった心情的なことは除外します。
  • 支払い用紙がみつからずに、支払いが遅れる
  • 物が積み重なっているので埃がたまってアレルギーが悪化する
など、明らかに実害がある項目があるのなら、その部分だけを解消する方法を考え、それだけに取り組みましょう。上記であれば
  • ウォールポケットを作り、支払い用紙だけはそこに入れる
  • 積み重ねがちなものはかごに入れ、掃除の移動をさせやすくする
などです。

単に「片付いてないことが気になる」「恥ずかしい」など、実害を伴わない感情は、次にご紹介する2つの方法で、気持ちの切り替えを計りましょう >>

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