Mac OSの使い方/おすすめソフトレビュー、使い方

速度、互換性が向上したOffice for Mac 2011 レビュー(3ページ目)

Macをビジネスで使う上で欠かせないのが、今回紹介する「Microsoft Office for Mac 2011」です。新しいMicrosoft Office for Mac 2011では、全体的なパフォーマンスが劇的に向上して、全体的にとても使いやすいものになっています。

木下 幹司

執筆者:木下 幹司

Macガイド

リボンインターフェースによる操作性の向上

Windows版ではOffice 2007から導入された「リボンインターフェース」がMac版にも装備されました。リボンとはウィンドウの上にあるツールバーのような部分に機能をまとめ、表示したもの。

Officeは機能を搭載しているのですが、それゆえにユーザーが必要な機能を見つけることが大変でした。しかしリボンではそこでユーザーがいま行っている作業状態に合わせて、必要な機能だけを表示してくれるので、ユーザーも迷うことなく操作できるというわけです。
MacとWindowsでの操作性の違い

Mac版のリボンインターフェースは、まったく同じものではなく、タブ名の変更や編集モードの表示方法が変更されています


Office for Mac 2011に搭載されているリボンインターフェースはWindows版と比較すると以下のような違いがあります。
  • Office for Mac 2011では「ファイル」のリボンはありません。メニューバーのファイルメニューを利用します
  • Windows版では「ページレイアウト」や「挿入」という名前のリボンが「レイアウト」「文書パーツ」「表」「グラフ」とより細分化されています
  • ウインドウ最上位に配置されるアイコンもWindows版より増えています
  • Windowsでは「ファイル」がメインですが、Macでは「ホーム」がメインのリボンになります
MacとWindowsのリボンの違い

Mac版にはファイルのリボンがありません。ファイルに関する操作はメニューかウインドウ左上のアイコンで操作します

  • 右端には検索フィールドがあり、検索と置換のメニューをすばやく呼び出せます
Mac版の特徴

Mac版には検索フィールドや独特の配置変更機能が追加されています

  • Windows版ではOffice 2007から実装されている画像のエフェクトやフォントを変更するときのライブプレビュー機能がMac版にはありません
以上のように、呼び方は同じでも使ってみた感じの印象は随分と異なります。さらにMac版Officeではメニューも残されているので、すばやく操作したいときはメニュー、じっくり編集したいときはリボン。という感じで使い分けるとよいでしょう。

→Windows版と機能面でも同等に
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