旬で王道な名作ブーツ5(5ページ目)

ハンティングブーツをルーツにもつレッド・ウィング「クラシックワーク」

RED WING（レッド・ウイング）に関しては前述しましたが、数ある名作の中でも永遠のスタンダードと言えるのが「877」です。1930年代末に開発されたモカシン型ハンティングブーツをベースに、オロ・ラセットレザーを使用した8インチブーツが生まれたのが1952年のこと。その赤みの強いブラウンレザーが「アイリッシュセッター」という犬種の毛色と似ていたことで、それがそのまま「877」の愛称となりました。

数年後には6インチ版の「875」も展開。両モデルとも「アイリッシュセッター」として親しまれるように。上質なレザー、高い耐久性、意外な軽量感、履きやすいクッション性などの特徴が評価され、オールマイティなワークブーツとして広まりました。ジーンズはもちろん、チノパンやミリタリーパンツにもよく似合うブーツなので、アメカジ系スタイルを作るのに欠かせないロングセラーとなっています。現在、これらのモデルは「アイリッシュセッター」から「クラシックワーク」に名称変更されています。

今回は旬な“ワーク＆アウトドア”スタイルに似合う王道ブーツを５点取り上げましたが、その魅力が伝わったでしょうか。トレンドを意識しつつも定番を買い足していくことで、ワードローブが必ず豊かになっていきます。

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