収納

収納で片付いて見える部屋・見えない部屋(3ページ目)

家具の置き方次第で部屋の印象が大きく変わります。片づけているのに雑然!片づけてないのにスッキリ!この違いは歴然です。

すはら ひろこ

執筆者:すはら ひろこ

収納ガイド

居心地の悪い部屋は雑然とする

寝たときに頭の位置が部屋の扉に近いと、落ち着いて眠れないものです
このケースは、最初の良い例をちょうど反転させたように家具を配置しています。これならば床の見え方(青線で示した範囲と薄い黄色部分が、部屋の広がりとして意識される)も部屋での過ごし方にも、問題ないように見えるはずです。
でも、よく観察してみると次のような問題点が見つかります。
  • 右壁に沿って置いた家具の並びでは、背の高さの凸凹が見た目に気になって落ち着かない(図面では高さが表示されていませんが、右奥の棚は背が高く、その隣の家具は低く、さらに並びのデスクの高さの違いによってできる凹凸)
  • テーブルは床に座って使う高さなので、そこに座ったときに背の高い家具が脇にあると落ち着かない
  • デスクとクローゼットの扉の位置が近いので、モノの出し入れが面倒になって扉を開けなくなる可能性がある
  • 部屋の扉の左側に無意味な空きスペースによって、メリハリのない緩んだ空気になる。
  • 無用な空きスペースができると、そこに家具を買い足したくなって、モノの多い雑然として部屋につながりやすい

高さや奥行きの違う家具を並べることによってできる凹凸というのは、それだけで部屋を雑然と見せてしまいます。そして、くつろげないとか落ち着かないと感じる部屋は、暮らし方も雑になりがちで、使ったままや出したままのモノも増えてしまうのです。

さらにもうひとつ、片づかない部屋につながる家具レイアウトの例をご覧ください。

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