漫画家としてデビューした後、コンピューターグラフィックに出会う。ソフトの解説書の執筆がきっかけでライ…
北欧好きが、愛用の北欧モノを見せ合うコミュニティ
画像のファイル形式について
更新日:2008年04月30日
最近のデジカメは5万円以下の製品でも「RAW」での撮影ができるモデルが発売されてきています。デジタルカメラのコーナーではよく耳にするRAWって一体なんでしょう?JPEG写真と見比べてその違いがわかりますか?
「生データ」であるRAWは、イメージセンサーが各色12ビットで感知した情報を持っているので、データの情報量も非常に多くなり、画像サイズも、1ファイルで10メガバイトを超えることも普通にあります。
![]() |
| 2つのファイルは同時に撮ったJPEGと、RAW(DNG※)ファイル 。RAWはJPEGの4倍以上のファイルサイズになっている。 |
これに対して、デジタルカメラの画像形式として広く使われているJPEGは、各色8bitの色情報を持ち、さらに独自のアルゴリズムにより画像データを「間引いて」圧縮しています。このため、ファイルサイズは小さくなりますが、一度間引いてしまったデータ情報は元に戻すことはできません。
また、JPEGの各色8bitの色情報は、赤、緑、青の、光の3原色の合計で24bitとなり、通常はフルカラーと呼ばれていますが、RAWでは、イメージセンサーが各色12bitで取り込んだ情報そのままなので、赤、緑、青の3色では合計36bitとなります。これだけでも、RAWがいかに多くの情報を含んでいるかがわかります。
| JPEG | 赤 | 8bit | ┐ ├ ┘ |
24bit | 1677万7216色 |
| 緑 | 8bit | ||||
| 青 | 8bit | ||||
| RAW | 赤 | 12bit | ┐ ├ ┘ |
36bit | 687億1947万6736色 |
| 緑 | 12bit | ||||
| 青 | 12bit | ||||
ちなみに下図は同じカメラで同時にRAWとJPEGで撮影した2枚の写真です(比較例なのでRAWも掲載用にJPEG変換しています)。同じ一瞬を同じカメラで切り取ったにもかかわらず、ヒストグラムの形が違うことがおわかりいただけると思います。

左右の写真を見比べるとどうでしょう。一見するとJPEGの方の緑が鮮やかで明るい印象なのに比べ、RAWは「あれ?生データなのにこんな色?」と疑ってしまうかも…。
RAWはよく言えば素直な色、ヒストグラムですが、やはりカメラがそれなりの処理をしているJPEGの方が見た目はきれいと思うのは当然のことです。
では次の写真は、どちがらRAWでどちらがJPEGなのか、わかりますか?

答えは下図になります。小さい写真なので違いがよくわかりませんが、細部を見比べると、RAWの方が階調が豊かで、奥深さが見られます。

このように、JPEGはサイズを小さく記録して、見た目をきれいにする処理のために、本来の色の階調の豊かさを破棄しているといって過言ではありません。JPEGはフィルムを写真屋さんに出して現像してもらうようなものです。
これに対してRAWはデータサイズが大きく、記録に時間がかかりますが、本来の画像を記録しているフィルムを自分自身で現像し、納得のいく作品を作り上げていく、そういった目的のためにRAWは存在するわけです。
写真を作品として残すためにはなくてはならないRAWですが、実際の扱いについては「PS ElementsとLightroomでのRAWデータの編集と加工」でご紹介します。
関連キーワード[PR]
人気CG・画像加工ランキング
Powered by 価格.com
北欧好きが、愛用の北欧モノを見せ合うコミュニティ
関連キーワード[PR]