ホームページ作成/リストの表示・装飾 (HTML,CSS)

意外と気づきにくい連番リストの使い方(4ページ目)

ol要素とli要素で作る「連番リスト」(番号付きリスト)は、算用数字で「1」から順に番号を割り振るだけが表示方法ではありません。算用数字以外も使えますし、途中の番号から開始することもできますし、HTML5では逆順にカウントすることもできます。意外と気づきにくい活用方法をご紹介。

西村 文宏

執筆者:西村 文宏

ホームページ作成ガイド

HTML5で新設された「逆順での連番リスト」の記述方法

HTML5では、逆順で番号を振るためのreversed属性が新しく追加されました。
ol要素に対してreversed属性を加えるだけで、その連番リストは番号が逆順に割り振られるようになります。例えば、項目数が5つあれば、自動的に5・4・3・2・1と番号が割り振られます。

reversed属性は、指定できる属性値が属性名と同じ「reversed」1種類しかない「論理属性」です。そのため、(HTML5では)以下の2通りの記述方法のうち、どちらを使っても構いません。
<ol reversed="reversed">
<ol reversed>

HTML5では、上記ソースの後者のように属性名を省略して記述できます。
例えば、以下のようなHTMLソースで記述します。
<ol reversed>
   <li>一番目</li>
   <li>二番目</li>
   <li>三番目</li>
   <li>四番目</li>
   <li>五番目</li>
</ol>

このソースを(HTML5に対応したブラウザで)表示させると、以下のように見えるはずです。
大きい値から小さい値へ逆順に番号が振られる

大きい値から小さい値へ逆順に番号が振られる

 

備考:「連番リスト」と「箇条書き」を混在もできる

ol要素で作る「連番リスト」(番号付きリスト)と、ul要素で作る「箇条書き」(番号なしリスト)は、同一のリスト内で混在させることも可能です。 例えば以下のような感じで記述できます。
<ol>
   <li>一番目</li>
   <li>二番目</li>
   <li>三番目
      <ul>
         <li>箇条書き1</li>
         <li>箇条書き2</li>
         <li>箇条書き3</li>
      </ul>
   </li>
   <li>四番目</li>
   <li>五番目</li>
</ol>

上記のソースを表示させると、以下のように見えます。
階層ごとに、「連番リスト」と「箇条書き」を混在させられる

階層ごとに、「連番リスト」と「箇条書き」を混在させられる


上記では、連番リストの3つ目に箇条書きを3つ加えています。 このような使い方もできます。


連番リストの使い方はいろいろ

今回ご紹介したように、ol要素とli要素で作る「連番リスト」は、算用数字で「1」から順に番号を割り振るだけが機能ではありません。 スタイルシートや、start属性・value属性・reversed属性などを活用することで、様々な連番が実現できます。
ぜひ、活用してみて下さい。


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