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新築物件の着工数は、減少傾向

国土交通省が発表したデータによると、貸家の着工戸数は前年同月と比較すると、3割以上減少しているようです。最新情報をまとめてみました。

加藤 哲哉

執筆者:加藤 哲哉

賃貸・部屋探しガイド

貸家の着工戸数が減少している


国土交通省が発表した住宅着工統計データによると、貸家の着工戸数は2008年10月ごろから緩やかに減少しており、5か月連続で前年同月より減少しています。2009年4月は、前年同月比33%の減少で2万6262戸。建築基準法改正によって大幅に着工数が減少した前年に比べれば、2008年度の着工数はわずかに増加していますが、やはり昨今の不景気に伴い、J-REITが投資する不動産や資産家・個人オーナーなどの土地有効活用もひと段落しています。


貸家着工戸数
出典:国土交通省


下記要因が複合的に投資家心理を冷え込ませていると思われます。

◎住宅数の割合が世帯数を超え、供給過剰状態が継続。人口・世帯数は今後減少予測
◎供給過剰、景気減速により賃料下落傾向。また一時金収入としての礼金の下落率が激しい
◎入居者が退去した際の、工事費用(原状回復費用)のオーナー負担増
◎金融機関の融資条件が厳しく借入れができなくなった

当面は、この状況が改善する兆しはありませんので、貸家着工は低調に推移すると思われます。

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