副鼻腔炎・蓄膿症/副鼻腔炎の症状・原因・治療法

花粉症ではない副鼻腔炎の症状、咳

副鼻腔炎の誘因の1つにアレルギー性鼻炎、花粉症があります。花粉症の症状がなかなか引かない場合、副鼻腔炎を合併しています。気管支喘息の悪化因子でもある副鼻腔炎について説明します

この記事の担当ガイド

法律、経済など多くの資格をもつ現役のアレルギー・小児科医師

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花粉症と関係する病気に、副鼻腔炎があります。俗に「蓄膿(ちくのう)」と呼ばれています。花粉症の治療しているのになかなか治らない場合、副鼻腔炎が原因の可能性があります。
一方で、副鼻腔炎は、気管支喘息の合併症でもありますが、気管支喘息の治療をされていてなかなか治らない場合、副鼻腔炎が原因かもしれません。
アトピーでも、もし、咳、鼻が長引く場合は、副鼻腔炎も考えられます。
そこで、今回、この副鼻腔炎について説明したいと思います。


副鼻腔炎とは?

顔には副鼻腔という空洞が存在します。そこに膿がたまるのです
副鼻腔炎は、顔の骨の空洞の部分(副鼻腔)に膿や鼻水などの液体が溜まり炎症を起こしている病気です。骨の空洞は本来、空気が入っています。この副鼻腔は、生まれたときには存在しないのですが、成長とともに、空洞ができてきます。副鼻腔と鼻のつないでいる穴を自然孔と呼んでいます。花粉症の場合、この自然孔から鼻水が入ったり、鼻づまりから自然孔が閉じてしまって副鼻腔炎になりやすいのです。


副鼻腔炎の症状と診断

では、副鼻腔炎には、どんな症状があるのでしょうか? 以下に挙げた症状が長く続く場合、副鼻腔炎の可能性があります。

■症状
  • 鼻閉・鼻づまり
  • 膿性鼻汁(鼻水が濁っている)
  • 後鼻漏(鼻水が鼻からのどに落ちる)
  • 頭痛
  • 顔が痛い
  • 匂いが判らない
  • 長引く咳

このように鼻の症状だけでなく、頭痛や咳の原因に副鼻腔炎があります。

■診断
副鼻腔に空気がないので、X線では白くなっています。黄色で囲んだ部分です

副鼻腔炎を診断するためには、以下の検査を行います。
  • 副鼻腔と鼻の間の穴から膿のような鼻水が出てくる(耳鼻科で鼻鏡で観察)
  • 超音波検査
  • 顔のX線撮影(Waters法)
  • CTスキャン


「咳」の原因として、副鼻腔炎があります。私自身、咳のみが続く子供で、副鼻腔炎を診断し治療することで、咳がなくなった例を多く診ております。


では副鼻腔炎がアレルギーにどのように関与しているのでしょうか?
次のページでは、副鼻腔炎とアレルギーについて、ご紹介します。

更新日:2007年03月05日

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