上司との関係と給与への不満が気になるところ
データをみてみると、3つの点が気になりました。まず、気になったのは、ホンネの転職理由の1位の「上司との人間関係」。人間関係で退職するのはよくないというのが私の持論ではあるのですが、とはいえ、私自身も悩んだことがありまして、気持ちはよくわかります。それが上司だったりすると、まさか、「上司との人間関係が悪いので転職します」とは報告できないですよね。人間関係が全て円滑な会社はないものなので、人間関係で悩んだ場合は、部署異動ができる会社の場合は、働きかけをしてみるのも方法のひとつです。次に、ホンネの転職理由2位の「給与が不満足」。これも良く聞きます。深くヒアリングすると、「評価に不満」ということと近い場合もあります。とかく日本人の場合、あまり「お金について不満をいうのはよくない」という文化があるせいか、キャリアカウンセリングをしていても、こちらから聞かない限り、給与について話をしない人が多いのです。ですが、このように調査をすると、やはりすごく気になっているのですね。給料については、退職を決意する前に不満があることを明確に上司に伝えたほうがいいと思います。
会社も仕事内容も満足しているのだけれど、給与だけがどうしても不満な場合は、どうしたら給与UPできるのかを上司にも相談してみてください。そうすることで、自分の課題が明確になり、何をどうすればいいのかがわかる場合もあります。
タテマエの転職理由1位「キャリアアップ」って、なに？
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| 「キャリアアップ」とは？と聞かれ、すぐに答えられますか？ |
ちなみに、面接の際に、「転職理由は、キャリアアップをすることです」という人は落とすという有名外資系企業人事の方がいました。曖昧な言葉で、自分なりにも定義せずに、なんとなくキャリアアップなんて言葉を軽々しく使う人は、自社には合わないと考えているようでした。そんな方もいるので、少々頭にいれておいてくださいね。
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