文章:君塚 由佳(All About「話す技術・伝える技術」旧ガイド)
あなたが無意識に伝えているもの
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| 褒めたのに、後輩の気持ちはなんだかモヤモヤ? |
1970年にアメリカの心理学者アルバート・メラビアンが発表した「メラビアンの法則」という有名な法則があります。それによると、コミュニケーションのうち、言葉が占める割合はたった7%なのだそう。言葉は意外に割合が少ないのです。
【 メラビアンの法則とは? 】
人が相手に伝えているメッセージの割合を表したもの。
55%=(視覚情報:見た目・表情・しぐさ・視線)
38%=(聴覚情報:声の質・速さ・大きさ・口調)
7%=(言語情報:言葉そのものの意味)
ご覧のように、案外、言葉以外のところに重点があるものなのです。そんなつもりではなかったのに相手を傷つけてしまったとか、こんなはずじゃなかったのに相手が怒り出した……そんなトラブルが起こるのは、あなたの無神経な性格や相手の被害妄想のせいではないかもしれません。
ありがちな「こんなはずじゃなかったのに」 パート1
例えば後輩が「先輩。先日の商談、うまくいきました! 」と報告してきたとき、あなたはどう応対していますか?
「そうなんだ。すごいよ! よくがんばったね! 」と言いながらも、視線はパソコン画面から離れずにいたら……「すごいよ」「よくがんばったね」と言葉では最高の労いと賛辞を述べてもそれはメラビアンの法則によると7%の割合でしか伝わりません。「視線はパソコンの画面」つまり、「無視」のメッセージはしぐさとして55%の割合で相手に伝わります。7%の賛辞の言葉よりも、圧倒的な55%の割合で「無視」のメッセージが伝わるのです。
その場では 言葉では褒めてもらえたのだから後輩は「うれしいです。これからもがんばります! 」と返すかもしれません。でも、無視のメッセージが強く伝わってしまった事実は変わりません。部下の心の隅に小さなわだかまりとして残ってしまうでしょう。
まだある「こんなはずじゃなかったのに」とその対処法