ホテルに学ぶ　ベッドサイドライト(2ページ目)

ベッドサイドの光が変わる

写真3　アジャスタブルダウンライト（yamagiwaのカタログより

最近のホテルではベッドサイドの照明が多様化しつつあります。この一因にはベッドでの生活に変化が生じていることが考えられます。例えばベッドでノートパソコンを使用した視作業や携帯電話でメールをしたりします。このような場合は一層の高照度が求められます。

そこでベッドサイド上の天井にダイクロイックミラー付きのハロゲン電球用ダウンライトスポットが付けられたりします。器具はベッドで仰向けになったときでもまぶしさを感じさせない位置に上手く取り付けます。（写真-2.3）

高照度と言えば利用者の高齢化もその理由の一つになっているのかも知れません。高齢者の視覚にとってシェード型スタンドは暗い感じがして、細かい文字を見ていると眼精疲労の原因にもなりかねません。

写真4　ブラケット器具の下にLEDのｽﾎﾟｯﾄﾗｲﾄがついています。

写真-4はシェード型ブラケットの下にLEDランプ用のスポットライトが付いているベッドサイドランプです。シェードの明るさに加えてLEDランプのスポットは結構明るく実用に耐えています。

明るさより雰囲気を優先にした客室の照明もあります。このようなホテルのベッドサイドは住宅のベッドルームに生活面で共通することが多いです。そのため新しいホテルの客室照明は寝室のこれからの照明傾向を占う上で大いに参考になるのでは、と思います。

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