海ほたるに現れた　海の上のお城(2ページ目)

光で魅せるダイナミックな変化

写真2.模型内部の様子。窓の位置に合わせて光ファイバーを貼っています。海ほたるでの展示にあたって、照明演出でお城の造形美をよりダイナミックに見せようと、模型内部に光ファイバーを組み込みました。

光ファイバーとはガラスやプラスチック性の細いケーブルで、光やデータを高速で送れることから通信での使用も一般的です。照明用としては、ラインで光らせる演出照明や、熱が出ないため美術品の展示ケースなどにも使われます。

写真3.ピンセットを使った細かい作業。

この模型は周囲の4面と、中央部分の5パーツに分かれています。周囲は回廊や建物の窓から光がもれるように窓の位置に合わせて1本1本テープで貼り付けています。また、光ファイバーは、傷をつけた部分が光るため、ぼんやりと全体を光らせるところは、先端にやすりをかけています。

塔の頂部などは、取り外しができないため、建物の隙間に針で穴を開け、ピンセットで通していきました。

写真4.建物頂部の装飾や窓が光って見えます。

光ファイバーを点灯するための光源ボックスは、中でカラーフィルター（CMY）が回転し光の色が決まります。今回は光源ボックスを2台使用し、窓明かりと建物のライトアップでそれぞれ色を変えられるようにしました。


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