〔the 3rd process ~ 住宅選びの前準備〕
住宅購入の意思が固まり、資金計画の確認ができたら、いよいよ物件探しを始めます。といいたいところですが、やみくもに物件を見て回るのは効率が悪いばかりでなく、時間と労力の無駄にもなります。また、 「物件を見て回るのが趣味」 「休日のモデルルーム見学がレジャー代わり」 と考える人もいらっしゃるかと思いますが、無計画な物件見学は相手方 (関係者) に余計な迷惑をかけるうえ、逆に複数の不動産業者からの営業攻勢で悲鳴をあげることにもなりかねません。
そこで、実際に物件探しを始める前にやっておきたいことや、考えておきたいポイントなどをまとめました。準備万端整えて、効率的な物件探し、住宅選びを心がけてください。
■ 条件の絞り込みをする
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| 自分が住宅に求める条件は何なのか、十分に考えておきたい。 |
住宅に求めるものやその条件などは人それぞれ異なります。自分が何のために住宅を購入するのか、住宅に何を求めているのか、そのために必要な条件は何かなど、自分 (家族) の希望する事柄をまとめてみましょう。新築物件を探す場合には、自分からその都度モデルルームへ行ったり、販売会社に問い合わせたりすることになるのですが、中古物件を探す場合には、媒介業者に依頼して、希望条件に合う物件を紹介してもらう (代わりに探してもらう) ケースも多くなります。
ところが、媒介業者に依頼する時点で自分自身の希望条件が整理できていなかったり、あるいは頭の中では整理できていてもそれをうまく担当者に伝えられないという人も意外と多いものです。希望条件を紙に書き出して (もちろんパソコンに入力してもいいですね) 整理することで、自分の意思も明確になってきます。
○ 物件の種別は?ひとくちに住宅といってもいろいろありますね。マンションを購入するのか、一戸建てを購入するのか、あるいは土地を購入して自分で建てたいのか、また、マンションや一戸建てであれば、新築か中古かといった問題もあります。高額な買い物をするのに 「住めれば何でもいいや」 ということはないでしょう。決してどれかに固定する必要はなく、状況に応じて柔軟に考えればよいのですが、自分の希望に応じて優先順位をつけておきましょう。自分なりに点数をつけてみてもいいですね。
新築一戸建てを優先して希望する人の場合の一例| 優先順位 | 種 別 | 自己評価点 |
| 1 | 土地(自分で建てる)・建築条件付土地 | 20 |
| 2 | 建築中の建売住宅(建築過程が見られる) | 18 |
| 3 | 新築(完成済み)建売住宅 | 17 |
| 4 | 築10年以内の中古一戸建て | 15 |
| 5 | 築15年以内の中古一戸建て | 12 |
| 6 | 新築マンション | 10 |
| 7 | 築5年以内の中古マンション | 8 |
| 8 | 築20年以内の中古一戸建て | 7 |
| 9 | 築15年以内の中古マンション | 5 |
| 10 | 築25年以内の中古マンション | 3 |
| 11 | その他 | 1 |
マンションを優先して希望する人であれば新築マンションが1番目でしょうか。もちろん作り方は自由。10点満点でも、もっと詳細に分けて50点満点や100点満点にしても構いません。
○ 物件自体の条件は?一戸建て・マンションに限らず、間取り (部屋数) は最低どれだけ必要か、延床面積 (マンションであれば
専有面積) はどれだけ確保したいのか、和室は必要か、どうしてもこだわりたい設備 (後付けできないもの) があるのか、その他にも物件自体に求める条件はいくつも挙げられるでしょう。さらに、一戸建てであれば駐車場付きであることが必須条件なのか、庭がどの程度欲しいのか、マンションであればペットを飼えることが条件なのかなどといったことも検討しておきたいですね。もちろん、さまざまな条件を一度に考えるのは無理ですから、思いついたときにいつでも書き足せるように余白をたっぷりとった一覧表を作っておくのもよいでしょう。
○ 立地条件は?これこそ人によって千差万別ですね。親族の住まいや子供の学区などの関係からごく限られた狭いエリアで物件を探す人もいれば、かなり広範囲で物件を探す人もいます。沿線や駅で絞り込んでいく場合にはやはりその優先順位を考えておきたいものですが、それがあまり馴染みのない沿線や駅のときには思わぬ盲点が潜んでいることも。自分の思い込みだけで沿線や駅をピックアップするのではなく、沿線の雰囲気、駅周辺の様子、商店街の様子、通勤時間帯の電車運行の具合など、大雑把にでも事前に調べておきたいところです。
駅からの距離はもちろん重要。しかし、駅から何分以内が許容範囲なのかも個人差があるでしょうし、本数が多ければバス便でもよいのかどうかといったことも見解が分かれるでしょう。あるいは郊外などで自動車による移動が前提であれば、駅からの距離はほとんど関係ないかもしれません。
希望する範囲に含まれるどれかの駅から近いところに大きな幹線道路などがある場合、その道路を渡らないエリアで物件を探すのか、その道路を渡ってもよいのかなど、エリアの特性に応じた条件も出てくることでしょう。また、持病などの関係から一定の病院が近いエリアであることが条件となる場合もあるでしょうね。
○ その他その他にも人によっていろいろな条件があるもの。街の雰囲気なども重要ですね。まずは思いついたことをどんどんと書き記しておきましょう。実際に物件を探すときにその内容を煮詰めたり、あるいは条件から外したりすればよいのです。
○ 最後に 「絶対に妥協できない条件」 をピックアップするいくつもの条件を列挙しても、それらをすべて満たす物件は存在しないでしょう。実際の住宅選びにあたっては妥協しなければならない条件もいくつか出てきます。その中で 「絶対に妥協できない条件」 とそうでない条件とを明確に色分けしておくことが重要となります。
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