ほとんどの方が、初めはこんなふうに解釈するそうで……
「紅葉狩り」って採集すること?
 |
| 見上げれば艶やかな別世界。空気もお弁当も美味しく感じるでしょう |
いいえ。「ぶどう狩り」や「きのこ狩り」と違い、観賞するもの。紅葉見物に出かけることですから、枝葉を採取してはいけません。
もともと平安時代の貴族の間で始まり、紅葉を見物しながら宴を開き、その美しさを和歌に詠んで勝負する「紅葉合」が流行したそうです。その後、江戸時代から庶民にも広がり、季節行事として定着していきました。
春の花見に対して秋の紅葉狩りというのは、日本人の心を動かす自然の饗宴。「狩る」という言葉には「花や草木を探し求める」という意味があります。
紅葉って鬼なんですか!?
 |
| 鬼女・紅葉が舞う「紅葉狩」は、立ち回りも多くダイナミック!能の初心者でも楽しめる演目として人気があります。秋に上演されることが多いので、能に親しむきっかけにどうぞ |
はい。「紅葉」という名の鬼女が、人の心を惑わせます。それは戸隠山に残るこんな伝説から来ています……
『戸隠山に「紅葉」という鬼女が住んでいました。山を降りては村の人々を餌食にするため、時の帝が平維茂(たいらのこれもち)に鬼退治を命じます。維茂が戸隠山に向かうと、美しい女たちが紅葉の下で宴を催していました。維茂は女に誘われるがまま酒宴に加わり、いつしか深い眠りに落ちてしまいます。この女たちこそ鬼女・紅葉とその手下。罠にはまった維茂を前に、鬼女が本性を現したとたん、維茂の夢の中に神が現れ、お告げとともに神剣を与えます。危機一髪のところで目を覚ました維茂は、神剣によって鬼女を退治し、戸隠山に平穏な日々が戻りました。』
鬼女・紅葉を狩るから「紅葉狩り」という説もあるそうで、紅葉の魅惑的な美しさを象徴しています。また、このお話は『紅葉狩』という能の謡曲としても有名です。
■
戸隠観光協会:鬼女紅葉祭り ……「紅葉狩」の舞台となった戸隠山(長野県長野市)のお祭り。10月の第3または第4日曜日に開催されます
< おすすめ関連リンク >
■
これでもう忘れられない 秋の七草は「ハスキーなお袋……紅葉狩りが一層楽しくなる、秋の七草マスター法!
■
「美味しそう」オーラで包む 和モダンで魅せるお弁当……行楽弁当を素敵に演出するヒントを紹介しています
■
All About 紅葉・秋の行楽特集……紅葉狩りに役立つ情報がいっぱい詰まったガイド記事集です
< おすすめ情報 >
旬のネタをお届けする[暮らしの歳時記]のメルマガはいかがですか。もちろん無料です。
登録はこちらからどうぞ♪