秋の行事・楽しみ方(9~11月)

更新日:2005年10月05日

いまさら聞けない…紅葉狩りの素朴な疑問

「紅葉」を「狩る」ってどういうこと?なぜ色が変わるの?日本の紅葉が美しい理由は?…紅葉は冬支度をする姿。「鬼女」でもあるのです。

秋の深まりとともに、野山が赤や黄色で彩られる季節になりました。その美しさに誘われて、紅葉狩りに出かけましょう。空気もお弁当も美味しくて、日本の秋に感謝したくなりますね。さらに素朴な疑問が解決すれば、ココロ晴れ晴れ…!


紅葉(こうよう)って日本だけなんですか?

どこを観ても絵になる京都・嵐山。そぞろ歩きをしながらシャッターを押すのも楽しいひとときです (写真:今西亮仁)
いいえ、他の国でも紅葉が見られます。でも、日本の紅葉は格別なのです。

世界の国々の中でも、とりわけ日本の紅葉が美しいと言われているのは、日本の気候風土のなせる技!そもそも、紅葉が見られるのは落葉樹と呼ばれる種類の木だけですが、世界の国々でも落葉樹林がまとまっているのは、東アジアの沿岸部と北アメリカ大陸の東部、ヨーロッパの一部にすぎません。

地球の3割ほどが森林ですが、一番面積が広いのはロシア・アラスカ・カナダなどに広がる針葉樹林。次に広いのはジャングルなどの熱帯雨林。日本は国土のおよそ7割が森林で様々な落葉樹が生えていますし、寒暖の差が結構ありますから、いたるところで美しい紅葉を楽しむことができるわけです。


「紅葉狩り」ってモミジの木を探しに行くの?

紅葉の代表格、イロハカエデ(別名・イロハモミジ)。7枚の葉を見ると「イロハニホヘト」と数えたくなるでしょう
いいえ、モミジの木だけではありません。

モミジと言えば赤く色づいた手の平のような葉を思い浮かべますが、これは「イロハカエデ」というカエデ科の植物のこと。「イロハモミジ」「ヤマモミジ」「オオモミジ」など何々モミジと呼ばれている木は全てカエデ科の植物です。

こうしたカエデ科の紅葉(こうよう)が特に見事なので、カエデ科の植物を「モミジ」と呼ぶこともありますが、秋に紅葉・黄葉する植物全般をさして、広く「モミジ」と表現します。

もともと「モミジ」とは、染料をぎゅっと揉んで染色するという意味の「もみづ(揉出)」という言葉を語源として、木々の葉が色づく様子を示す動詞だったそうで、「紅葉」と書いて「もみじ」と読むようになりました。


【ちょっぴり雑学: カエデの由来】
「カエデ」とは蛙の手に似ていることから「蛙手」が訛ったものでして、「イロハカエデ」というのは7つに分かれている葉っぱがイロハニホヘトと数えられることに由来します。このイロハカエデの紅葉が特に美しいことから、いつしか「モミジ」の代名詞として親しまれるようになったのです。


では、どうして紅葉するの?……それは植物が冬支度しているから >>>
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三浦 康子

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