響12年を堪能するアンセンブル
ボトル棚に美しく並ぶ響12年 |
実は日本発売の前、9月3日から響12年を飲むことができた店がある。なんだか話題になっている丸の内パークビルディングの商業スペース、丸の内ブリックスクエア3階『ANTHEMBLE by My Humble House』(以下店名はアンセンブルと表記)で、響12年のアンテナショップとして誕生したエスニック・パブレストランだ。若い人たち、とくに女性におすすめの店といえる。
なかなかいい空気感に包まれていて、窓辺のテーブル席(79席)からは、復元した明治が薫る三菱一号館の瀟洒な建物と緑の庭が眺められる。入店して驚くのはバックバー(カウンター席6)の棚に並んだ響12年のボトルの数。ここまで単一ボトルが揃えば、見事というしかない。CM撮影のセットに紛れ込んで、ついでに飲んじゃった、といったような面白味がある。
店内にはグループ用の個室もある |
わたしはカウンター席で愉しい時間を過ごしながら、バーテンダーに「安いねぇ。この価格設定で大丈夫なの?」とお節介な質問をしてしまったくらいだ。
料理や価格に関しては後で述べることにして、まずは響12年の愉しみ方を紹介しよう。
梅酒カクテルのようなトニック割り
梅が香る響12&トニックウォーター |
また響12年は化けもする。響12&ソーダでも梅の感覚があるが、トニックウォーターで割ると梅酒樽後熟モルトの香味がより際立つ。ウイスキーを飲み慣れていない女性はウイスキーとは思わないだろう。特別な味のする梅酒、と勝手に解釈してしまうのではなかろうか。それほど化ける。ソーダ割りは食前、食中がふさわしいが、トニック割りは食後酒としてもいけるオールマイティな味わいだ。
もうひとつ意外なおすすめは響12年ベースのマンハッタンだ。ヴェルモットをやや抑えめにしてつくれば、なかなか面白い味になる。いろんなバーで試してみていただきたい。
では次頁で、アンセンブルの料理を紹介しよう。どれもリーズナブルな価格で旨い。
(次頁へつづく)