義理チョコなんか止めちまえ
山崎12年50mlとシングルモルトチョコのセット |
女性たちの中にはこれまで周囲を気遣い、義理チョコを適当に男どもに配り、それとは別に自分のためにおいしいチョコを買って食べていた人がいるはずだ。その義理や適当という行為を戒める年が2008年だ、と私は決めた。
簡単に言えば、チョコに限らず男にプレゼントなんかしなくていいから、もっと自分で愉しみなさいということ。ウイスキーとともにね。
とりあえずおすすめはロッテの冬季限定『シングルモルトウイスキーチョコレート』(¥398)。セミビターチョコに山崎12年を贅沢に使用している。アルコール分3.2%。これは山崎12年ミニチュア瓶とセット(¥952)でも売っている。
旨いよ。私はすでに2箱食べた。チョコの口溶けとともに山崎の香味がフワッと広がる。これは男にプレゼントしないで、自分で味わってほしい。また義理チョコをねだる哀れな男には、このセットを買いなさいと教えること。
シングルモルトとショコラの麗しい世界
上/平田氏(右)のカカオの講義。下/サントリーウイスキーアンバサダー高橋氏 |
高級ショコラとシングルモルトの相性を試飲、試食しながら、愉しみを広げるというものだが、スーパーやコンビニで売っているポピュラーなチョコとの相性までアドバイスしてくれた。気が利いているぜ。
それは1月24日、ディズニーランドがある舞浜、シェラトン・グランデで開かれた『大人のためのシングルモルト&ショコラ講座』。講師は、ショコラがスイーツプランナーでショコラコンシェルジュの平田早苗氏、シングルモルトはサントリーのウイスキーアンバサダーの資格を有するサントリー千葉支店の高橋健氏。ふたりが大人だけ愉しめる味覚の世界へと誘ってくれた。
平田氏からカカオの産地や品種を系統立てた解説があったのだが、これが結構面白かった。テロワールやシングルビーンズカカオなんてのは酒の世界にそのまま通じるから、すんなりとアタマに入っていく。
用意されていたシングルモルトはすべて12年もの。グレンフィディック、ザ・マッカラン、ボウモア、山崎、白州の5品。さて次の頁で組み合わせ例を伝えるよ。手軽に入手できるチョコも紹介する。
(次頁へつづく)